小屋

3月の終わり、4月の初め

弊社の人事異動発表は例年3月最終金曜日で、下々はその日に「初めて」知らされ、僅か数日で引継し荷物をまとめるという大作業になる。部署によって都内とはいえ勤務地が変わることもある。私は珍しいほど長年残留だけど、我が係に特有の年度切替業務がテンコ…

2月の終わり、3月の初め

2月3日 蔵前のギャラリー巡りの日。 ① 溜まりつく光 | MJK Gallery 展示のサムネイル写真とタイトルに惹かれたこの2人展は双方の作風は全く異なるけれど不思議な調和があることが興味深かった。 ↓ ② Language of shape Vol.2形の言葉 Vol.2 | 足立涼子2024/2…

4年に1度のタイムマシンに乗って

◆2020年 疑問ともやもやに覆われて体巣食われてしまわないように、わたしのことはわたしが決める。好きなお店行って、好きな建物見て、好きな看板に出逢って、お菓子と珈琲豆を買って帰る。春への白い翼がもう開きそう。今年は早いな。4年に1度の日。4年後の…

年末年始メモ

年末の大きな体調不良に項垂れていたけれど、年始早々それどころじゃない世の中に衝撃を受けている。どんなことが起こっても少しでも耐えうる「自分の心身」を作ることが重要で、それとともに「誰か」に頼れることが大切だし、どんなときでもひとりひとりを…

謹賀新年:2024

あけましておめでとうございます。 体調も落ち着いてきて、数日ぶりに外へ出て初詣。健康を祈り、リハビリがてら近所を散歩し、こうやって歩くことの出来る幸せを感じ、見上げた光を忘れずに1年過ごしたいと願った。 しめかざり—新年の願いを結ぶかたち 注連…

今年の音甘映画館

先日立ち寄った荻窪の書店Titleで面出しされた1冊が気になったのは、目を惹く装丁と書籍名がキッカケ。 cuon.jp 韓国金泉市のパン屋「ニューヨーク製菓店」の末っ子として生まれ育った、キム・ヨンスの自伝的小説。 お店を切り盛りする母、作家を目指す息子…

12月の終わり、

年末が近くなるとどう過ごすか考えたりして予定をなんとなく組むんだけど、最後に体調を崩してしまい、予定も何もない状態に。今日29日は胃が弱っていて悲しい。このところ大きな不調もなくてホッとしていたのに。悲しい。 12月6日(水) 訃報に限らず世の中…

11月の終わり、12月の初め

遂に「12月」と書いてしまった! 「ゴーストワールド」リバイバル上映、観たいと思いつつ今抽斗開けなくてもいいかという気持ち。新たな気づきはあるかもだけど、更新したくない感覚がある。公開時見て心の灯火になったこの映画を、「ジュノ」を見たときに思…

10月の終わり、11月の初め

以前記したけれど、近所の大きなお家が解体されることになり、今月実行された。まず邸宅から始まって、広い庭の高い樹木が少しづつ切り倒されて、最後に倒されたのは私が毎日眺めることを楽しみにしていた木だった。オレンジ色に色づき始めていたのにな。向…

9月の終わり、10月の初め

まだまだ暑い日々は続き、USインディーを聴く気にはならない。暑過ぎるために野菜も不足気味。でも栗菓子が並んでる。この冒頭文を書いているのは10月3日だけど、10月という文字が心についていかない。自分の心身もままならないのに、仕事も世の中も、親のこ…

「らんまん」な日々

NHK連続テレビ小説「らんまん」全話を毎晩楽しみに見続けた。牧野富太郎がモデルであること、主演:神木隆之介 妻役に浜辺美波という配役に心躍り見始めたのだけど、素晴らしかったなあ。毎日15分づつ半年をかけて語られる「ある人物の日々」。仕事で疲れて…

8月の終わり、9月の初め

はてなの更新が「ひと月にひとつ」状態になっていて、良くないなーと思いつつ、この1ヶ月更新が結構気に入っているし、どこかへ行った記録も1本別立てで書くほどでもないしなーという感じである。アップして読み返して、思い出して追加することもある。 今月…

7月の終わり、8月の初め

kamenakuya.main.jp 7月の本。「室生家には猫がゐて」犀星の孫がまとめた、室生家の『愛猫白黒写真集』。なんとも愛らしい。 Point Of Entry [ARTPL-196]アーティスト:Jonny NashPLANCHA / Melody As TruthAmazon7月の盤。Jonny Nashの新作「Point Of Entry…

6月の終わり、7月の初め

6月5日(月) 週末の台風の影響に当然の如く対処できず、我らの仕事が増えるなり。 6月6日(火) 「違国日記」映画化。えええー!と否定的な感情を持ったけど、瀬田なつき監督作ということで違った意味で動揺……。瀬田監督にはオリジナル作のほうが合うと思う…

5月の終わり、6月の初め

楽しみにしていた今年の5月もあっという間に過ぎ、私はただ歳を取っただけで何を得て何を失ったのだろうか。具体的にわからなくても、確実に脳内に占める%の区分けが変わった。そういう人生の季節なのだ。 5月3日(水) 晴。区内でも路線が違うと世界が変わ…

4月、ところどころ

緑の光 長い歳月を感じる樹木に出逢う日が多かった。 RIDE見るために恵比寿に行く道として歩いた広尾ガーデンヒルズ。ここの緑豊かな景色が大好きだ。それは暮らす人々が責任を持って大切に育んできたからで、この土地の歴史を学び、区道も含めてこの街区の…

4月の終わり、5月の初め

4月3日(月) Virginia Astley「some small hope」はデヴィッド・シルヴィアンきっかけで聴いた。中学生の頃だった。この曲は私にとって、意識的に音楽を聴くことを更に推し進めたと改めて思う。今もふと、この曲のイントロが頭に鳴り響くことがある。そして…

2004年の桜観測

先日、2004年に撮った桜風景写真が出てきた。それもチェキ。それと都バス1日乗車券も一緒に。そう、「都バス1日乗車券」で「新宿駅」→「王子駅」行きに乗ったのだ。www.tokyobus.or.jp王子で「都電」に乗り換え。あらかわ遊園などで途中下車しつつ「三ノ輪駅…

桜観測2023

今年は騒ぎが戻ってきた様相だけど、雨の日も多かった。 街の色合いをふわりと変える景色に出会えるのは幸せだ。 東京の開花日は3/14で去年より6日早く、満開は3/22。これを書いている4月中旬は既に木工薔薇と藤に躑躅も咲いている。どんどん早まる回転に乗…

3年前の4月の初めから。

mikk.hatenadiary.jp3年前の4月の初め、随分とどんより重い空気を感じる。この数日後体調を酷く崩した。 mikk.hatenadiary.jp 2年前の4月の初め、ひどい胃痛が続いていた。 mikk.hatenadiary.jp 1年前の4月の初め、3月はけっこう歩いてるけど末日に胃腸炎で…

3月の終わり、4月の初め

shinyodo.net 福島県三春町で雑貨店「in-kyo」を営む長谷川ちえさんのエッセイ。二十四節気に沿って綴られる文章は移りゆく季節の中でささやかに咲く花々のよう。美しい装丁は品が良く、文章と呼応していて愛おしい。 巻末には元三春町長・伊藤寛氏を訪ねた…

桜が繋ぐ縁

所用があり久しぶりに降り立った駅は賑わっていた。新しい店も増え、明らかに様変わりしている街並みをキョロキョロしながら歩き進め、駅周辺の一角を過ぎて交差点を左へ曲がる。 この通りはかなり狭いのに随分と車の往来が多い。整備されておらず、恐らく昔…

ヒヤシンスの日々

最近、近くの街に小さくて可愛らしい佇まいの、ちょっと変わった花屋さんが開店して、時折覗くようになった。そこで見かけたのがヒヤシンスの球根で、灰色の頑なこの塊から紫の花が咲くということに興味を持って買った。そして観察記録を付けることにした。 …

今年も白い翼

今年も白い翼が夜空に瞬いた。 去年は3.15に記録をしているから、今年は早いなあ。急に温かくなった。 毎年の約束のように咲いてくれてありがとう。自分のこの1年を振り返り 私は花が咲くようなことをしているかしらと反省してしまうけれど、 「明日」という…

2月の終わり、3月の初め

戻ってきたことを実感した。みんな仰せの通りにおとなしくしてたんだなあ。会社でも「日本の社会」はこうやって成り立っているのだと落胆させられた。ああそれでも私は私の正しいと思うことをきちんとし続けよう、あちらがそのつもりなら私はやり方を変えれ…

1月、ところどころ

何気なく曲がった角でこんな光景に出逢うと幸せを感じる。この一瞬だけの、奇跡のタイミング。 郊外の街はひっそりと静かだった。山の稜線に沿って連なる家家を見渡し、急すぎる階段を下がって上がってアスファルトの尾根を歩いているとこの街の暮らしが見え…

なくなる

1月29日、トム・ヴァーレインの訃報に大きな声上げてしまった。ショックというかなんだかよくわからない気分。だって盤を再生すれば今までと変わらず生々しい痙攣が響いてくるのに。televisionの2013年来日公演で見た時に、今まで耳でしか知らなかった音が目…

1月の終わり、2月の初め

世の中がどんどん変わっていくのか元来そういうものなのか、嬉しいことなのか憂うことなのか、自分の身の丈をきちんを把握し、麻痺したくないものだ。 1月4日(水) 年末年始も日常と変わらぬ起床/就寝時間で御馳走三昧もなく酒も呑まず、1日7キロ歩き筋トレ…

年末年始メモ

12月29日(木) 夜はお好み焼を食べることになり、Y氏とお出掛け。昼は軽く済ませようとカフェでマフィン半分。珈琲豆買ったりしつつぐるりと歩く。既知の街でもY氏とだと曲がり角が違うから、新しい道に出会うのも面白い。ここの家無くなったかーとか、店が…

今年の音甘映画館

今年は私にとって大きな出来事があったけれど、誰にでも訪れることであり、それにより新たに始まることもあるのだ。 何歳になっても元気に暮らしたいと身に沁みた。ゴダールのように自らFINをつけることも出来ないのだ。 hanatsubaki.shiseido.com緒川たまき…