映像

2024→2025年末年始メモ

1日目:12月28日(土) 朝は晴れていたが夕方雨パラリ。カレーを食べて、散歩して、お茶して、散歩して、レコード買って、花買って、散歩して、夕飯買って帰宅。楽しいしかない日。年間通してよく行った店で「良いお年を」とご挨拶出来ることは幸せだ。 2024…

今年の音甘映画館

今年は長年いた部署から異動になり、引継も手引も無い状況で数ヶ月は疲弊してほんとうにつらかった。当時「暗闇にポーンと飛ばされた」と思ってたけど、かけてくれる声に励まされながら、ポツンと見えた小さな点も星とわかって、しばらくすると星座になった…

今年の音甘映画館【映像編】

今年の個人的事象として、映画館へ行く回数が増えた。この数年は片手で足りるほどだったのに、26本! ケリー・ライカート「ファースト・カウ」 2020年にアメリカで公開された作品が日本では漸く昨年2023年12月22日に公開、年始早々に見て衝撃を受けた。ファ…

12月の終わり、

今年も無事にこのタイトルの記録を上げることが出来ました。 12月2日(月) たった20分だけどギュギュッと面白かった!NO EFFECTOR,NO LIFE!一昨日dipのライブでブレないカッコ良さを聴かせてくれた田渕ひさ子さんの、喋りの愛らしさよ・・・エフェクター踏…

11月の終わり、12月の初め

ぎゃー、ついに「12月」て書いちゃった! 漸く散歩が気持ち良い空気になった。 11月5日(火) 代田橋feverにて「damon&naomi with michio kurihara、sugar plant」のライブ。素晴らしい一夜。詳細は別途。 11月6日(水) 久々に平日ライブ、穏やかに観る内容…

10月の終わり、11月の初め

「web日記」に関して先月鼻息深くアツク語ったけど、まあとどのつまり、壮大な独り言だとは思っている。声に出して街を歩かない程度の。どうでもいいけど、「とどのつまり」の「とど」って?と思って調べたらこんな記事が出てきたよ。 www.yokohama-maruuo.c…

9月の終わり、10月の初め

くどうれいんさんの新作「日記の練習」がとても面白い。日記の練習作者:くどう れいんNHK出版Amazon日々の記録としての短文(日記)とそれを元にした長文(エッセイ)がまとめられた本書は、コロナ禍以後やたら増えた「日記本」に杭打ちしてくれる。昨今独立…

6月の終わり、7月の初め

既に夏の暑さな日が続き、さて7月の頭はどうなっていることやら。 6月8日(土) 「左手に気をつけろ」をユーロスペースにて鑑賞。井口奈己監督の久々の新作!しかもときどき行く喫茶店が舞台。そのうえ金井久美子と金井美恵子がプロデュースし、久美子さんの…

ラウダー・ザン・ユー・シンク

Slanted & Enchanted Luxe & Reduxe 原題は、「Louder Than You Think : A Lo-Fi History of Gary Young& Pavement」。ペイブメントの初代ドラマー ギャリー・ヤングを描いた映画があり得るなんて!しかも日本で上映されるだなんて! タイトルの"Louder Than…

違国日記

「違国日記」はY氏が勧めてくれて読んだところ、意志を強く感じる言葉の数々が刺さり続ける漫画だった。9巻あたりがピークで最終巻はあっさり読み終えた、それは作者の意図通りなのかもしれない。映画化、配役と瀬田なつき監督作と知った時の衝撃。主演女優…

5月の終わり、6月の初め

振り返ると相変わらず仕事ツラ……な日々である。久々の遠足をしたり、紫陽花が咲き、ゲリラ豪雨が始まり、季節がぐんぐん変わっていく。 5月3日(金) 祝日4連休。こんな生活のほうが長いのに、実家が自営業ゆえか未だに不思議な気分。晴れて日差しが強かった…

3月の終わり、4月の初め

弊社の人事異動発表は例年3月最終金曜日で、下々はその日に「初めて」知らされ、僅か数日で引継し荷物をまとめるという大作業になる。部署によって都内とはいえ勤務地が変わることもある。私は珍しいほど長年残留だけど、我が係に特有の年度切替業務がテンコ…

「すべての夜を思いだす」

多摩ニュータウンが舞台の散歩映画とはなんて私向き!と思ったものの、歩車分離の起伏ある街並みをもっと感じたかったし、そこから立ち上がる人々の暮らしをもっと見たかった。私が見ている風景、私が見てきた記憶、その層が違うのだろうか。 そこにあった思…

「夜明けのすべて」

「夜明けのすべて」を観る前に思い出していたのは、三宅唱監督 2014年作「無言日記」だ。「playback」は"頭で撮ってる"印象を受けてピンと来なかったけど、「無言日記」はiPhoneで撮った日常の血肉が息づいていて、2015年の恵比寿映像祭で見た時めちゃくちゃ…

「here 」「ゴースト・トロピック」

2月11日祝日、昼前から恵比寿〜代官山のギャラリーを複数巡り、時間もちょうど合うしと、急遽渋谷に向かいル・シネマへ。(駅近になって行きやすくなった) スチールの緑が印象的、植物学者の話のようで気になった「here」を観た。 引用 → Here : フォトギャ…

「ストップ・メイキング・センス 4Kレストア」

Stop Making Sense (Ws)アーティスト:Talking HeadsHAO BOSCHAmazonyoutu.be予告編「デイヴィッド・バーンがクリーニング店に置きっぱだったスーツを取りに来て、自転車で帰る」ってのがもう、泣ける。「アメリカン・ユートピア」のラストを思い出させるこう…

「ノスタルジア 4K修復版」

網膜に張り付いた映像を剥がせないまま数日経ち、ようやく言語化し始めている。 脳内の朧げなのに鮮明で荒いのにきめ細やかな記憶の粒子との違和感に戸惑った。引きの画面が多いからか室内のシーンは舞台を見ているみたい。彩度が低くくぐもった仄暗い光景は…

「ショーイング・アップ」

先日「ファースト・カウ」に大感激の私にmapplecat-eveさんが教えてくださったのが「ショーイング・アップ」で、全然知らないので調べたら ケリー・ライカート、待望の最新作(中略)美術学校で教鞭を取る彫刻家のリジー(M・ウィリアムズ)は、間近に控えた…

「パーフェクト・デイズ」

PERFECT DAYS[試写会日記]/eHills Club 柳井康治(企画・プロデュース)「TTTの真の価値は、建築的価値のみでなく、日々汚れていくトイレを毎日毎日清掃し続ける清掃員の奮闘にこそあり、アートの力を通じて清掃員の皆さんへの感謝や敬意を表したい」 田…

「ファースト・カウ」

Music from First Cow [Analog]アーティスト:Tyler, WilliamMergeAmazon映画『ファースト・カウ』オフィシャルサイト 「ケリー・ライカートは現代アメリカ映画界において最も重要な監督ともいわれている」、と説明が付くことから伺えるように「コアな映画好…

12月の終わり、

年末が近くなるとどう過ごすか考えたりして予定をなんとなく組むんだけど、最後に体調を崩してしまい、予定も何もない状態に。今日29日は胃が弱っていて悲しい。このところ大きな不調もなくてホッとしていたのに。悲しい。 12月6日(水) 訃報に限らず世の中…

9月の終わり、10月の初め

まだまだ暑い日々は続き、USインディーを聴く気にはならない。暑過ぎるために野菜も不足気味。でも栗菓子が並んでる。この冒頭文を書いているのは10月3日だけど、10月という文字が心についていかない。自分の心身もままならないのに、仕事も世の中も、親のこ…

「らんまん」な日々

NHK連続テレビ小説「らんまん」全話を毎晩楽しみに見続けた。牧野富太郎がモデルであること、主演:神木隆之介 妻役に浜辺美波という配役に心躍り見始めたのだけど、素晴らしかったなあ。毎日15分づつ半年をかけて語られる「ある人物の日々」。仕事で疲れて…

8月の終わり、9月の初め

はてなの更新が「ひと月にひとつ」状態になっていて、良くないなーと思いつつ、この1ヶ月更新が結構気に入っているし、どこかへ行った記録も1本別立てで書くほどでもないしなーという感じである。アップして読み返して、思い出して追加することもある。 今月…

6月の終わり、7月の初め

6月5日(月) 週末の台風の影響に当然の如く対処できず、我らの仕事が増えるなり。 6月6日(火) 「違国日記」映画化。えええー!と否定的な感情を持ったけど、瀬田なつき監督作ということで違った意味で動揺……。瀬田監督にはオリジナル作のほうが合うと思う…

5月の終わり、6月の初め

楽しみにしていた今年の5月もあっという間に過ぎ、私はただ歳を取っただけで何を得て何を失ったのだろうか。具体的にわからなくても、確実に脳内に占める%の区分けが変わった。そういう人生の季節なのだ。 5月3日(水) 晴。区内でも路線が違うと世界が変わ…

4月の終わり、5月の初め

4月3日(月) Virginia Astley「some small hope」はデヴィッド・シルヴィアンきっかけで聴いた。中学生の頃だった。この曲は私にとって、意識的に音楽を聴くことを更に推し進めたと改めて思う。今もふと、この曲のイントロが頭に鳴り響くことがある。そして…

ソングス・フォー・ドレラ

ソングス・フォー・ドレラアーティスト:ルー・リード,ジョン・ケール,ルー・リード,ジョン・ケイルワーナーミュージックジャパンAmazon映像が4Kリマスターで公開されるのは知っていたけど、公開中と気付いたときには既に夜遅めの見にいきにくい時間帯になっ…

クリエイション・ストーリーズ

10年以上前、「アップサイドダウン」を見た時に私は感想をこう残していた。 mikk.hatenadiary.jp ・「クリエイション・レコーズとはアラン・マッギー自身」であり、だからこそ素晴らしいバンドが一本筋を通って数多く所属し、土台はブレなくとも「時代ととも…

「My Secret World - The Story Of Sarah Records」

2014年、イギリスでSarah Recordsのドキュメンタリー映画『My Secret World』が公開されたと知ったものの、観ることができない悲しみに暮れたことは大学生の頃の記憶とごちゃ混ぜになってしまうから、「マイ・シークレット・ワールド」として日本での上映を…