映像

3月の終わり、4月の初め

弊社の人事異動発表は例年3月最終金曜日で、下々はその日に「初めて」知らされ、僅か数日で引継し荷物をまとめるという大作業になる。部署によって都内とはいえ勤務地が変わることもある。私は珍しいほど長年残留だけど、我が係に特有の年度切替業務がテンコ…

「すべての夜を思いだす」

多摩ニュータウンが舞台の散歩映画とはなんて私向き!と思ったものの、歩車分離の起伏ある街並みをもっと感じたかったし、そこから立ち上がる人々の暮らしをもっと見たかった。私が見ている風景、私が見てきた記憶、その層が違うのだろうか。 そこにあった思…

「夜明けのすべて」

「夜明けのすべて」を観る前に思い出していたのは、三宅唱監督 2014年作「無言日記」だ。「playback」は"頭で撮ってる"印象を受けてピンと来なかったけど、「無言日記」はiPhoneで撮った日常の血肉が息づいていて、2015年の恵比寿映像祭で見た時めちゃくちゃ…

「here 」「ゴースト・トロピック」

2月11日祝日、昼前から恵比寿〜代官山のギャラリーを複数巡り、時間もちょうど合うしと、急遽渋谷に向かいル・シネマへ。(駅近になって行きやすくなった) スチールの緑が印象的、植物学者の話のようで気になった「here」を観た。 引用 → Here : フォトギャ…

「ストップ・メイキング・センス 4Kレストア」

Stop Making Sense (Ws)アーティスト:Talking HeadsHAO BOSCHAmazonyoutu.be予告編「デイヴィッド・バーンがクリーニング店に置きっぱだったスーツを取りに来て、自転車で帰る」ってのがもう、泣ける。「アメリカン・ユートピア」のラストを思い出させるこう…

「ノスタルジア 4K修復版」

網膜に張り付いた映像を剥がせないまま数日経ち、ようやく言語化し始めている。 脳内の朧げなのに鮮明で荒いのにきめ細やかな記憶の粒子との違和感に戸惑った。引きの画面が多いからか室内のシーンは舞台を見ているみたい。彩度が低くくぐもった仄暗い光景は…

「ショーイング・アップ」

先日「ファースト・カウ」に大感激の私にmapplecat-eveさんが教えてくださったのが「ショーイング・アップ」で、全然知らないので調べたら ケリー・ライカート、待望の最新作(中略)美術学校で教鞭を取る彫刻家のリジー(M・ウィリアムズ)は、間近に控えた…

「パーフェクト・デイズ」

PERFECT DAYS[試写会日記]/eHills Club 柳井康治(企画・プロデュース)「TTTの真の価値は、建築的価値のみでなく、日々汚れていくトイレを毎日毎日清掃し続ける清掃員の奮闘にこそあり、アートの力を通じて清掃員の皆さんへの感謝や敬意を表したい」 田…

「ファースト・カウ」

Music from First Cow [Analog]アーティスト:Tyler, WilliamMergeAmazon映画『ファースト・カウ』オフィシャルサイト 「ケリー・ライカートは現代アメリカ映画界において最も重要な監督ともいわれている」、と説明が付くことから伺えるように「コアな映画好…

12月の終わり、

年末が近くなるとどう過ごすか考えたりして予定をなんとなく組むんだけど、最後に体調を崩してしまい、予定も何もない状態に。今日29日は胃が弱っていて悲しい。このところ大きな不調もなくてホッとしていたのに。悲しい。 12月6日(水) 訃報に限らず世の中…

9月の終わり、10月の初め

まだまだ暑い日々は続き、USインディーを聴く気にはならない。暑過ぎるために野菜も不足気味。でも栗菓子が並んでる。この冒頭文を書いているのは10月3日だけど、10月という文字が心についていかない。自分の心身もままならないのに、仕事も世の中も、親のこ…

「らんまん」な日々

NHK連続テレビ小説「らんまん」全話を毎晩楽しみに見続けた。牧野富太郎がモデルであること、主演:神木隆之介 妻役に浜辺美波という配役に心躍り見始めたのだけど、素晴らしかったなあ。毎日15分づつ半年をかけて語られる「ある人物の日々」。仕事で疲れて…

8月の終わり、9月の初め

はてなの更新が「ひと月にひとつ」状態になっていて、良くないなーと思いつつ、この1ヶ月更新が結構気に入っているし、どこかへ行った記録も1本別立てで書くほどでもないしなーという感じである。アップして読み返して、思い出して追加することもある。 今月…

6月の終わり、7月の初め

6月5日(月) 週末の台風の影響に当然の如く対処できず、我らの仕事が増えるなり。 6月6日(火) 「違国日記」映画化。えええー!と否定的な感情を持ったけど、瀬田なつき監督作ということで違った意味で動揺……。瀬田監督にはオリジナル作のほうが合うと思う…

5月の終わり、6月の初め

楽しみにしていた今年の5月もあっという間に過ぎ、私はただ歳を取っただけで何を得て何を失ったのだろうか。具体的にわからなくても、確実に脳内に占める%の区分けが変わった。そういう人生の季節なのだ。 5月3日(水) 晴。区内でも路線が違うと世界が変わ…

4月の終わり、5月の初め

4月3日(月) Virginia Astley「some small hope」はデヴィッド・シルヴィアンきっかけで聴いた。中学生の頃だった。この曲は私にとって、意識的に音楽を聴くことを更に推し進めたと改めて思う。今もふと、この曲のイントロが頭に鳴り響くことがある。そして…

ソングス・フォー・ドレラ

ソングス・フォー・ドレラアーティスト:ルー・リード,ジョン・ケール,ルー・リード,ジョン・ケイルワーナーミュージックジャパンAmazon映像が4Kリマスターで公開されるのは知っていたけど、公開中と気付いたときには既に夜遅めの見にいきにくい時間帯になっ…

クリエイション・ストーリーズ

10年以上前、「アップサイドダウン」を見た時に私は感想をこう残していた。 mikk.hatenadiary.jp ・「クリエイション・レコーズとはアラン・マッギー自身」であり、だからこそ素晴らしいバンドが一本筋を通って数多く所属し、土台はブレなくとも「時代ととも…

「My Secret World - The Story Of Sarah Records」

2014年、イギリスでSarah Recordsのドキュメンタリー映画『My Secret World』が公開されたと知ったものの、観ることができない悲しみに暮れたことは大学生の頃の記憶とごちゃ混ぜになってしまうから、「マイ・シークレット・ワールド」として日本での上映を…

4月の終わり、5月の初め

4月5日 在宅勤務だから進む業務の一つ、「紙資料データ」と「PCシステムデータ」との整合性チェックというアナログ会社よ…/昨日買ったお粥をお昼に。今日も全然歩いてないから業務終了後駅前のスーパーまで遠回りして出向くと、満開を過ぎた桜が綺麗だった…

3月の終わり、4月の初め

3月7日 久しぶりに出社。月曜な繁忙の渦に巻き込まれる。電話に出て一瞬、なんて言うんだっけと固まってしまった。 3月8日 あー仕事ってこうだったなあと思い出してきた。 3月9日 会社で断捨離の話をしたら、夫がオーディオマニアでスピーカーもレコードもた…

1月の終わり、2月の初め

1月4日 恐れていたよりも仕事が重くならず、軽やかな気持ちでカレー初めして帰宅。 1月5日 残ってる餅をスープジャーに入れて出社。お昼は雑煮になるの巻。フリーズドライの七草と棗を入れた。 1月6日 昼ごろから舞い出した雪は午後にはしっかり降り積り、革…

12月の終わり、

12月6日 急激に寒さが増した。手袋はじめました。珈琲豆柄のカワイイ子。 12月7日 割礼ワンマンを配信で。それぞれの意志が空間に感じられ、バンドサウンドとして説得力を持って胸に響く。寡黙なのに豊かに伝わる不思議さよ。あれだけ遅いのに揺るぎない骨子…

ドライブ・マイ・カー

観賞後つらつら思うことが止まらず、書き留めないといられないところに濱口竜介監督作の恐ろしさがある。前置きが長々と続くほどに語りながらも褒めてはいません。内容に言及しているので、鑑賞前の方はご注意を。 濱口竜介監督作には素直に飲み込めない骨が…

アメリカン・ユートピア

デビッド・バーンが自作「アメリカン・ユートピア」を元にしたブロードウェイのショーをスパイク・リー監督により映像化。グレーのスーツを着た若手中心のマーチングバンドとともに(従えではない!)、ステージを自由闊達に動き回る! 上映中、ボロボロ泣く…

2月の終わり、3月の初め

もう、「音甘映画館」ではなく「音甘健康館」に改名した方がいいような気がする2月の日々であった。 2月4日 立春 昼間の散歩はあたたか。 2月5日 今日のお昼はやけに早く消化されてしまい、ひどい空腹感のまま夕飯だったからか、胃の痛みが急上昇。クミンや…

「other music」を見て思い出話

2016年に閉店したNYのレコード店「Other Music」のドキュメンタリー映画を、漸く見ることが出来た。未公開映画の紹介や配給を行うグッチーズ・フリースクールが「本と音楽の映画祭 Home School Edition」と題して、期間限定でオンライン配信をしてくれたおか…

パリのどこかで、あなたと

セドリック・クラピッシュの新作は、またムズ痒い邦題だけど、原題は『Deux moi』。このタイトルはインタビューによると、監督の造語とのこと。 fansvoice.jp クラピッシュの新作は久しぶりに見る。とはいえ日本ではほぼコンスタントに公開されており、本作…

ジオラマボーイ・パノラマガール

瀬田なつき監督最新作は、なんと岡崎京子の「ジオラマボーイ・パノラマガール」映画化! 読み返すには棚の奥から引っ張り出すのがめんどくさくてしていない。かつて私は瀬田なつき監督のことを 「ヘッド博士の呪い」にかかっておらず、「彼方からの手紙」の…

10月の終わり、11月の初め

一気に秋を感じたこの1ヶ月。我が家も歩く距離が長くなった。 はてな、アンテナが都度更新されなかったり(上がってないから訪問しない→実は更新されてた とか)、スターをつけられなかったり(ログインしてるのにログインしてくださいと表示される とか)、…