12月の終わり、

12月6日 急激に寒さが増した。手袋はじめました。珈琲豆柄のカワイイ子。 12月7日 割礼ワンマンを配信で。それぞれの意志が空間に感じられ、バンドサウンドとして説得力を持って胸に響く。寡黙なのに豊かに伝わる不思議さよ。あれだけ遅いのに揺るぎない骨子…

11月の終わり、12月の初め

11月3日 祝日、晴。近所で、この2年近く伺っていないお店が出張販売をするというので向かった。「あれ?久しぶり…ですよね? 」とお声がけいただき、恐縮しながら話す。笑顔とお喋りが気持ち良い彼女のシャキッとしたところは変わっていなくて、今日の陽光の…

M2〜時代が生み出した希望の建築

環八沿いに建つ“異様”な風貌の建築物を見かけた人は「あれは何?」と思い、東京メモリードホールという斎場だと知ると「なるほど」と納得することだろう。しかし元から斎場として建築されたのではない。竣工1991年、自動車メーカー マツダの東京拠点としてオ…

世田谷美術館にて

世田谷美術館へ「アイノとアルヴァ 二人のアアルト」展を見に行く。日時指定せずに当日券で。混みそうな時期時間帯でなければ、普通に入場可能。時間指定開始時刻は殺到するので避けるとスムーズですヨ。 建築関連展示は手法が難しいけれど、今回はインテリ…

20世紀のポスター[図像と文字の風景] ――ビジュアルコミュニケーションは可能か?

www.teien-art-museum.ne.jp東京都庭園美術館で開催中の本展は私の好みど真ん中なので、単純に「カッコいい〜〜」以上。でいいんだけど、それだけではない学びがあった。図録のテキストが充実していて、判型含めて観賞後の読み物として素晴らしいので反芻し…

2月の終わり、3月の初め

もう、「音甘映画館」ではなく「音甘健康館」に改名した方がいいような気がする2月の日々であった。 2月4日 立春 昼間の散歩はあたたか。 2月5日 今日のお昼はやけに早く消化されてしまい、ひどい空腹感のまま夕飯だったからか、胃の痛みが急上昇。クミンや…

最後の原美術館

原美術館がまもなく休館する。bijutsutecho.com 事前予約制のため平日に年休を取った。この数年は魅力的な展示に思えず足を運んでいなかったから随分久しぶりで、晴れて気持ちが良い日だったから目黒駅から歩くことにした。 目黒は古い街だから、駅からすぐ…

moiré  motion  e motion

今年の桜、第一号。倉嶌隆広さんの展示「moiré motion e motion」を見るために白金へ。どこにギャラリーが?という住宅街の路地を入り込んで、???と思いながら、あ、あった!ここだ!モアレ、モアレ、モアレがいっぱい。これだけでもかっこいいのに、蓄光…

「ハマスホイとデンマーク絵画」

初めて見たのは2008年、国立西洋美術館での「ヴィルヘルム・ハンマースホイ展」だった。ハンマースホイ→ハマスホイと、今回から名前の表記が変わったのは、デンマーク語により近い読み方にしたとのこと。オアシス/オエイシス、ピーター・ガブリエル/ピータ…

窓とは

東京国立近代美術館にて開催の「窓展:窓をめぐるアートと建築の旅」の記録。 YKKが設立した『一般財団法人 窓研究所』の活動による展覧会。昨今の日本における「文化など荒んだ」時代においてメセナ活動とは、YKKすごい。ホントに凄い。無料配布のパンフ…

鑑賞記録

備忘録として。飯沼珠実「東ドイツにみつけた三軒の日本の家/二度消された記憶」 http://www.kanakawanishi.com/exhibition-ph-013-tamami-iinuma 奇妙な事件に奇妙な偶然。記憶装置としての「写真」とは。”記憶が消滅した”事実をどう切り取り浮かび上がらせ…

台風と思い出し散歩

現在台風19号接近中。この影響を踏まえた対応に追われ続けて1週間、ヘトヘトよ。今日は臨時休業の店舗も多く、こういう選択が可能になった時代なのだと思うとともに、それでもこういうときだからこそ休まず、いつも以上に稼働せざるを得ない業務の方もたくさ…

メスキータ Samuel Jessurun de Mesquita

東京ステーションギャラリーにて。駅のホームに貼られた告知ポスターのインパクト!(写真はチラシです)日本初の展覧会であり、著名とは言えない作家の宣伝として、見事な仕事ぶりではないでしょうか。私もメスキータのことは全く知らなかったけど、とても…

原田治 展「かわいい」の発見

原田治さんで思い出すのはミスドのグッズだったり、Mc sisterだったり、短編小説集「ベッドタイムストーリー」だったり。子供の頃の傍らに必ずいたのは、あの子やあの子たちだった。 世田谷文学館で開催中の「原田治 展「かわいい」の発見 」は、記憶を懐か…

私とGW10連休【写真編】

私とGW10連休 - 音甘映画館 と合わせてドゾー。 ■0428 よき佇まい 岸体育館。とってもカッコイイ!明朝の文字も素敵。なのに解体予定で悲しい。 こちらはついに解体。 を見たからか集合住宅が気になった日。 アビタシオン コーポ レジデンス ■0429 府中駅か…

私とGW10連休

改元による10連休は、日本の人口の何割が該当するのだろうか。会社勤めで自動的に休みの人がいれば仕事柄ゆえ出勤の人もいるし、自営で営業し繁忙続きの人もいつもどおりの人もいるだろう。仕事は休みでも家業に追われる人もいるし、まさに人それぞれなこの1…

岡上淑子 フォトコラージュ 沈黙の奇蹟

美しき瞬間: The Essence of Toshiko Okanoue作者: 岡上淑子出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2019/02/22メディア: 単行本この商品を含むブログを見るLibrarie6での展示もぴったりだったけれど、まさか東京都庭園美術館で見ることが出来るなんて。建物…

インポッシブル・アーキテクチャー

「インポッシブル・アーキテクチャー」埼玉県立近代美術館にて。 ”実現しなかった建築物”の紹介という一風奇妙な企画は、館長の建畠氏が約10年前から構想をあたためていたそうで、タイトルの「インポッシブル」には敢えて見え消し線が入っており、”不可能を…

バス・展示・歩く・シタール

土曜日。二子玉川から小さなバスに乗る。駅周辺は商業施設で賑わっているけれど、西側の川沿いは長閑な雰囲気が残ってる。住宅街の細い道は車が1台しか通れないほど狭い上にとても急な坂が幾度も続く、スリリングなバスの旅が好き。そして砧公園へ。 広々ノ…

「タータン |伝統と革新のデザイン|展」

三鷹市美術ギャラリーにて タータン 伝統と革新のデザイン 展 | 公益財団法人 三鷹市スポーツと文化財団 子供の頃からマクレガーのタータンチェックのスカートとマフラーがお気に入りだったし、中学以降はアズテックにJMC,TFCにヴァセリンズ、パステルズにオ…

師走の日々

12月1日 山手線、つり革が黄緑、壁面には液晶で広告映像、通路にはこれまで通りの紙広告、洪水で疲れるね。 さて、師走のはじまりの散歩。 渋谷駅、桜丘周辺は再開発が始まる。建物はそれぞれ閉ざされて、解体を待つばかり。道路も廃止。代官山からの帰り道…

色と形と光と、

雨が降り少し涼しく感じる朝だった。昨日買ったばかりのコロンビアの防水モックを履いて家を出るも、徐々に止むところだった。代々木八幡から歩き始める。もちとふかのプレーンベーグルを買って、ギャラリーへ。佐々木美穂さんの久しぶりの個展。色と合わせ…

retro-now-future

昨日と今日見た展示は、2018年に立ちながらいつかといつかを行ったり来たりしたような気分になった。 ■ビーマイベイビー 信藤三雄レトロスペクティブ 熱波を浴びながら朝イチで会場へ入ると目に映るデザインワークに、気恥ずかしさでいっぱいになる。それは…

昨日は東久留米、今日は国立国分寺府中。

昨日は東久留米を歩いたのだけど、途中の市立中央図書館で「東久留米の団地ーまちと暮らし」という展示を見た。東久留米は高度経済成長期に大型団地がいくつも建設されたために人口が急増し、発展した街だ。図書館所蔵の資料をコンパクトながらも丁寧にまと…

如月三連休日記 その1

■西大島ー亀戸ー本所吾妻橋→東日本橋ー神田→代々木 もわっと霞んだ光に包まれる。夜には雨との予報を信じ、小袋に折りたたみ傘を忍ばせて出掛けた。今日は東へ。西大島駅から出発。南インドなカレーを食べてから大団地を巡るように歩き、遊歩道を進む。この…

阿佐ヶ谷→西新宿+北参道→外苑前→渋谷

晴れて暖かく感じる陽光。阿佐ヶ谷から歩き始める。ポタポタ落ちる音、路面をガリガリ削る音、雪がもたらした音があちらこちらから聞こえる。足元は凍っていたり、積まれた雪が残っているので、時折歩みが止まったり。馬橋、蚕糸の森公園、鍋横、中野坂上、…

かくれんぼ

散髪へ。スッキリ。その後祐天寺駅へ移動し歩き始める。住宅街のなかをクキクキ進むと唐突に現れる長い坂道をぐぐぐーっと下り、カセット屋さんに寄ってからPOETIC SCAPEで尾仲浩二さんの個展を見た。1983年から1999年まで日本各地を旅して撮影した写真で、…

ギャラリー巡り

ギャラリーに行くときは大抵散歩とセットで、その道中も鑑賞に入っているように思います。行くときの天気で気持ちも違うし、窓のあるギャラリーだと光の影響もあります。ギャラリーを巡るのは自分と外界との対話のようなところもあって、私にはとても大切な…

描き続けること

いつも以上に自分メモとしての記録です。先日のこと。とある展覧会へ。新作展ではなく、これまでの作品が一同に介する場は思えば初めてだった。広いスペースに飾られる作品はいつもよりも大きな呼吸をしていたかもしれない。鮮やかな色彩と伸びやかな線に対…

6月サンブンノイチ

3日 自由が丘の外れで柳本浩市展を見てから呑川緑道を歩いて、都立大の2会場で福田紀子展。これまでの具象とは異なる、大判のモノクロ抽象画で驚くも、樹々のなかでフロッタージュで描いた作品で、静かに湧き上がる生命力が体のなかを貫いた。さっき見た「資…