ボーカリスト新加入?!

■シンガー板尾創路がバンド加入!? dipの新曲PV公開
「HASTY」は7月17日に同時発売される約3年10カ月ぶりのアルバム「HOWL」「OWL」のうち、「HOWL」に収録されるロックチューン。ビデオクリップは昨年公開された藤原竜也主演映画「I'M FLASH!」をはじめ、ヤマジカズヒデ(G, Vo)を音楽制作にたびたび起用している映画監督・豊田利晃ディレクションした。

このPVには、dipサウンドトラックを担当した豊田利晃の映画「ナイン・ソウルズ」に出演したことをきっかけにdipファンになったという板尾創路が出演している。PVのコンセプトは「もしdipに新しいボーカリストとして板尾創路が加入したら」というもので、板尾が熱唱する4人編成dipのリアルな姿がシネマスコープサイズの映像で描かれている。
http://natalie.mu/music/news/94526

いやいやいやいや(エンドレス)あービックリした!

どうよどうよどうよ!
dipのライブアルバム「pharmacy」が出たときに、板尾さんがコメントを寄せていましたが、まーさーかーこんなことになるとは・・・
いきなり「トーキョー、コミュニケーショーーン」と唄いだしたらどうしようかと思いましたが(?)、様になってるじゃーないですか!板尾さんのでろりと大きな目に射抜かれます。板尾さんのお姿からヤマジさんの声が出てくるのが面白い… 派手な動きがないのもヤマジさんのスタイルを踏襲してるのね。途中で咳き込むところが格好良くって、しばらく口あんぐりと見とれてしまうころのタイミングとしても、いいポイントになってるなあ。
ヤマジさんがギターに専念しているってことでもなかなか貴重な映像なのでは。ヤマジさんの唄声はギターワーク同様に大好きなのですが、4ピースだったらこんな感じなのかなあと想像してみたり。こういう映像が出てくるところに、つくづく「変化」を思うのです。ちょっとした会話から一気に「やってみちゃう?」って流れになったのでしょうか、面白いな。
今回の新譜は2枚組で「ポップなロックンロール」がコンセプトの「HOWL」と「サイケデリック」な「OWL」に分かれているそうですが、前者のコンセプトにピッタリの、畳み掛けるような音がスリリングでカッコイイです。ライブでも既に聴いていますがぐおーっと燃えます。


ヤマジさんによると
「板尾さんに『この曲はどう云う内容か』」を聞かれ「意味は無いです!」と答えたら「それ聞いて安心しました」と言われてそこから作業が進んだ、というのは、イイ話し。
そして「裏テーマはアキ・カウリスマキで、シンプルな編集になっている」とのことで、ヤマジさんが好きなカウリスマキ作品は「マッチ工場の少女」だそう。カウリスマキの映画は音楽もいつもよくって、唐突に入るライブシーンもまたよいのだよねえ。

「コンタクト・キラー」のジョー・ストラマー。この作品は主演がレオーさまってのもあって好きなもののひとつ。新作「ル・アーヴルの靴みがき」でもリトル・ボブのライブがちょうかっこよかった!! カウリスマキでは「マッチ工場の少女」も好きだし「パラダイスの夕暮れ」も好き。

というわけでひたすらテンション上がりまくる今日この頃で、家でもシラーっとされてるワタクシです。
最後にシンガー板尾、お聞きください、どうぞ!