- 出版社/メーカー: 松竹
- 発売日: 2005/10/29
- メディア: DVD
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倍賞美津子もカワイイんだけど、やっぱり清川虹子のカッコヨサに痺れる!貫禄タップリ且つ切れ味鋭くスッパリと。ラスボス的な堂々っぷり。渥美清の軽妙さもいいなあ。「いい加減」なバランスがベッタベタにウマい。
それと蒲田から羽田空港近くの舞台がよかったな。海にほど近い川沿いに建つ木造家屋と青赤のネオン。京急の踏切。街の切り取り方がほんっとよい!ペコロスのときも思ったけれど、彼らが住んでいる「この街」が空気と匂いを持って描かれているから、彼らが生きている熱がびゅうびゅう吹いてくるのだなあ。
男はしょうもなく女は逞しく、デビュー作も最新作も一貫して変わらない。終わったときの館内の、熱を帯びてほどけたような空気に包まれて渋谷の街の喧噪を通り抜けた。