雑誌GINZAの特集に釣られて。

GINZA (ギンザ) 2014年 06月号 [雑誌]

GINZA (ギンザ) 2014年 06月号 [雑誌]

作り手の思うツボとわかりながらも記しておく。だってホラ、「90年代の渋谷から抜け出せません。」が私の合言葉だからね!


●「オリーブが教えてくれたこと」
・”あの『オリーブ』がGINZAで復活です!”なんて自らよくいったなあー。。。大森さんがスタイリングのせっかくのグラビアページなのに、一枚銀紙噛んでるよな仕上がりで残念ガッカリ。服だけ誂えて見せるのではなく、素敵なお洋服を着たモデルがどんな「空気」の中で佇んでいるのかが大切なのに。せっかくならばガッツリ作り込んで欲しかった。無理だったのかなあ。
・「オリーブ」が語られるにあたって改めて思うのは、インターネット上で可視化されたイメージのコピペになってはいないかということ。大層に語られれば語られるほど、そんなにそこまでそんな雑誌だったっけと意地悪くも思えてくる。個人の思い出が不特定多数へ向けるネタになる時代において、自分の青春時代を、黒歴史を、意味付けて美しく見せたいだけじゃないのかしら。オリーブも好きだけど、peeweeもcutieもmc sisterも私には欠かせない雑誌(音楽雑誌除く)でした。


●「90年代GIRLS CULTURE BOOK」
X-GIRLから始まるのはまあそうだろうなあとは思うけど、個人的には大きな存在ではない。1994年に始まったあのブランドは「ソニック・ユースのキム・ゴードンが!!!」という点で驚きではあったけれど、服として私のテイストではないし、似合わないないなあと思ったので一枚も買ったこと無い。それに、あれを楽しめるには1〜2年歳を取っていたと思う。私より年上のヒトだって着てたけれど。
・ひとつふたつの差って、大きかったと思う。90年代前半にどっぷり浸かった者から見たソレと、ソレから始まって90年代後半にどっぷり浸かった者では世界が違う。
・読んでいてなんだか背筋が寒くなってきて、薄く遠い記憶が改ざんされるような気持ちになってしまったけれど、救われたのはチボ・マットのおふたりのインタビュー。客観的に読めるからかもしれない。

これ以上浮かぶことを書き留めてたら無事に明日を迎えなくなりそうなので、このへんにしておきます・・・