2月の散歩

ようやく散歩の日々が戻ってきたようだ。

2月19日の散歩


小さな駅舎が谷底で、線路に沿って急な坂が伸びる町。




富士山のかわりに高層ビルが見える。
台地の上には旧くからの続く立派な家屋が並び、かつての空気がふっと流れた。

2月25日の散歩


建替が進んでいるこの街区では既に増圧直結みたいだし、
あちら側が建替になったら消えてしまうのだろうな。






こんな按配で道をふらふら歩いていたら、
沈丁花の薫りが鼻を刺した!わー!
どこからやってきた?とキョロキョロして

建物の角に見つけた。

「おとせ」?!

かわいい子

ちょっと休憩。静かで、私以外に人はいなくて(それはそれでお店の存続が心配だけど)
昔住んでいた部屋を思い出した、ひっそりとした和室。

2月26日の散歩

TFCがかかる店でカレーを食べてから歩きはじめると程なく、商店街が終わり、急に住宅街になった。

こんな路地があったら入るしか無い。

え?階段?

雑木林が!(地下壕があったようですよ・・・)

また坂道階段。
平地坂道平地坂道を繰り返すと

川へ出た!

橋。

バンド名っぽいよね。

みちくさ・・・?

間仕切りみたいな。

川を超えると違う町。交差点を何本か過ぎるたびに町の雰囲気が変わって行く。
また坂を上り、坂を下って、駅へ出た。


・ある日のこと。地下の喫茶店に入ると、ケヴィン・エアーズのジョン・ケイルとニコとイーノとのライブ盤がかかっていてニッコリ。寒いのでチャイを飲む。
・家庭の事情で閉店されたお菓子屋さんが、店主さんの地元と思われる関東近県で復活されたようでとても嬉しい。
・と思えばまた一つ、閉店のお知らせを目にした。入居している建物の老朽化もあるようだ。10年程前ブリキ星で貰ったチラシで開店まもないその店を知って以来、随分通った。この数年急激に増えた同業店の、新たな傾向の走りだったと思う。この数年は味わいに違和感があって足が遠のいてしまったのだけど……。電車でぐるりと向かった地味な町は、駅も周辺も、随分変わってしまった。