damon&naomi with michio kurihara

渋谷7th floorにて。前回の三上寛とのライブは見ていないので久しぶり。2009年の同じく11月だった。最近活動されているのか心配だった栗原さんも一緒で嬉しい。
デーモンさんの声は今夜もやさしくやわらかく包んでくれる。ナオミさんの声はキリリと澄んで見守ってくれる。2人のハーモニーをすくい取って彼方へと響かせる栗原さんのギターは、心にグッと入り込む。ビリビリと震える。息を詰めて聴き入りながら溶けていく。たくさんの人とここにいるのに、自分ひとりだけしかいない部屋にいるみたい。
とても素晴らしかった。そして「クリハラギター神」と崇めるような場内の雰囲気が凄かった。けれど前回ほどに迫るものが無かったのは、会場の広がりのなさのせいかなと考えている。出音の強さがまず気になってしまった。そして本来の音はもっと高く深く繊細に広がっているのに、スパッと切り落とされたように感じてならなかった。とはいえ、終演直後、隣に座っていた外国人男性が「素晴らしくて泣けてしまったよ」(予想翻訳)と私に話しかけてくれて、そんな雰囲気が満ちる会場は温かった。
また来てね*1

*1:にしても前座3組。トップの馬頭さんソロはもちろん良かったけれど、あと2組には謎しかないし、転換時に主催者がテンション高くアナウンスし、イェーイって盛り上げる仲間内感が嫌だったわあ。