今年の音甘映画館 【dip編】

12月に突如知らされた今年最大の衝撃を語らねば。
ロックミュージシャンがアイドル楽曲を手がけるのは昔からよくあることで、ヤマジさんは90年代には遠藤久美子のアルバムでフォークな曲を轟音オルタナアレンジでやったこともあったけど、昨今のアイドル戦国時代的狂騒に携わるとは、なー。阿久悠の未発表詞という冠を普通ならバラード歌謡にしそうなのに、作曲:NARASAKIさんを起用したプロデューサー側の思惑を知りたい……。 qybをバックにするのはどの時点からの発想だったのか。 公式サイト通販で購入し手にしたジャケはドピンクでキラッキラ仕様。小さい白字テキストが読めない……。
再生すれば激ポップで切ない轟音オルタナで、一度きいたら口づさんでしまう麻薬みたいな曲だった。実際今月はこの曲とミツメの曲が繰り返し脳内再生してた。イントロ聴いて「切れた息 眠れないの?警備員 怒らせた猫ォー」と唄ってしまいそうになる。ちょっと哀しいのはドラムがキュウちゃんだからか世間では「birthdayの新曲みたい」とか、「ナンバガっぽい」とか、あまつさえも「artschoolのような」て! うぅぅ、dipの認知度低さよ・・・。ヒサコちゃんvo.でライブしないかなあとか(いろんな意味で号泣)、違う歌詞でヤマジさんが唄うのも聴きたいなあ。元々ヤマジさんの持つフォークや歌謡曲的メロディセンスがオルタナな轟音+泣きメロに合わさると、めちゃくちゃポップで憂いを帯びた切なさを漂わせ、名曲になるのだよねえ。


さてdip本体。2月の戸川純さんとのツーマンでの「諦念プシガンガ」のカバー、あのときのブワッと湧き上がるワケワカラナイ感情は私の宝物になった。 http://d.hatena.ne.jp/mikk/20170201/p1
全てのライブに行ったわけではないけれど、私にピタッとハマって痺れて昂揚する瞬間が少なかったかなというモヤモヤがちょっとあったりする。そろそろワンマンで見たいのう。


ヤマジ単独行動ではモモさんとの1回目のライブ、「ロックンロールハート イズ ネバーダイ」のギターソロ。
http://d.hatena.ne.jp/mikk/20170208/p1


uminecosoundsの全曲シンガロングで場内に満ちる幸福感。
http://d.hatena.ne.jp/mikk/20170812/p1


来年は1月に早速ライブ、minami deutschの企画でマヘルと共演!minami deutschとは、5月のcamera来日にヤマジさんが自ら出たいと行動した珍しさが繋がったのかと思うと嬉しい。
ヤマジさんの積極的な活動を受けて、公式で楽曲の配信やライブ動画などでジャンル・国を超えてたくさんのひとへ発信出来たらいいのにと今年も書いておきます・・・