RIDEのワンマンを再び見た日。

最後に見たのは20年以上前のこと。まさか彼らが再び結成し、アルバムをつくり、ワールドツアーで日本にも来てくれてワンマンする日が来ようとは!過去記録辿ると2009年4月に「マーク・ガードナーがアコースティックセットでソロライブしてRIDEの曲やってたり&髪の毛…!(失礼)」とか(→ http://d.hatena.ne.jp/mikk/20090401/p1)、その年の11月には「Chapterhouseも再結成&来日するし、オエイシスも解散してどうするアンディ・ベル、RIDE再結成したりして」と書いたりもしてますが、いやー・・・。
青く内向きな衝動がシューゲイザーの所以なのさ、年取った姿で掻き鳴らしてもダメなのさなどと思っていたのに、うっかりチケット、それも2階指定席を取ってしまったのでした。

先週19日月曜日。会社帰りに向かう会場は水道橋、東京ドームシティ・ホールという初めての場所。どうだろ?と思ってたけど駅前だし、客席から外もスムーズに出れたし、よかったです。新木場コーストと同じくらいのキャパ?なら、アクセス面でこっち推し。開演も19時、前座挟んで本編20時。

演奏、よかった。逞しく、アツく、でも瑞々しい音だった。Chelsea Girl、Polar Bear 、Seagull、Vapour Trail、Like a Daydream、Dreams Burn Down、Leave Them All Behind、、、あの頃の曲も新曲も同じ地平で鳴っていた。
今あらためて聴くと、根本に60年代からのUKギターロックのメロディー/ハーモニーがキッカリとあるし(3,4枚目は言わずもがな)、だからこそ歳を経ても今ここで鳴らすことが出来るのだ。ギターの波と声の美しいハーモニーに泣けた。若さゆえの衝動、疾走、メランコリーを思い出しながら、今ここで鳴っている奇跡。
蒼き衝動は刹那に終わると思ってたけれど、普遍的な強さを得るなんて。「年取った姿で掻き鳴らしてもダメなのさ」なんて言ってすみませんでした。ほんとにマーク・ガードナー、良かったねえ・・・。
Vapour Trailのイントロで、viewsicで放送してた「OUR FAVOURITE SHOP」のウサタマちゃん思い出した。元気かなあ。2000年代初頭の孤独な私の支えだったよ……あの頃はyou tubeもなかったしねえ・・・。
http://www007.upp.so-net.ne.jp/ofs/vj.htm


今回の来日の宣伝文句「イギリスの伝説的シューゲイザー・バンド」ってのに震えたし、伝説かああと思っちゃうんだけど。ライブ後30代喫茶店店主に「RIDEの来日行ったんですよー」って言ったら反応薄かったもんな…。「一枚しか持ってない」って言われたし、、マイブラは反応高いのにな。シューゲイザーなんて「1音楽ジャンル」で音のイメージになっちゃったし、ケヴィンさんは別格なのはわかるけども、RIDEは「UKギターロック」として埋もれてしまったのかしら。