「しあわせの絵の具」と、あれこれ。

今年は些細な事でもここに書き留めようと記したというのに、今月はかなり途絶えてしまった。
思い出すのは11日、朝からくしゃみが猛烈な勢いで止まらなくなり、すわ一大事、いよいよ遂にKAFUNSHOWか?!と震え上がったものの、次の日からくしゃみはどこへ行った状態……。その後は口唇ヘルペス・胃痛・頭痛といつものルーティンがやってきたりと、こういう不調をここに書くのもナンですが、ところで「すわ一大事」の「すわ」って何?(”突然の出来事に驚いて発する語”だそうです)

金曜日は仕事でヒドイ目に合い、トドメを刺されてしまった。
昨日の土曜日は夜ライブなので、桜散策をするのもな(体力使い果たすから)とどうしようかなと考えていたところ、ちょっと気になる映画を見つけた。カナダの画家モード・ルイスが夫となるエヴェレットとの出逢いから始まる日々を描いた作品。
久しぶりに映画を見に劇場へ行こうと思った。主人公が画家であることとともに、イーサン・ホークが主演であることも充分大きな理由、ふふふ。陽光の下で光る桜を眺めながら暫し歩いたのちに渋谷ル・シネマへ。

描かれる景色がずっと美しかった。カナダの風景も、ふたりのまなざしも、歩く姿も、モードが描く絵画も、やわらかな光と色が体全体に焼きついた。作品が認められたときに「ずっと描いてきてよかった」というモードの言葉が沁みた。最後はもう……ズルいよ!
ボロボロ泣いたなあ。
外へ出て見上げた渋谷の空が夜に差し掛かる青みを帯びていて、美しかった。

ル・シネマのロビーにはふたりが暮らした小屋が再現されていて、素敵でした。この映画に連動して、カナダ大使館のギャラリーでモード・ルイスの展覧会を開催中とのこと。カナダ大使館の、何回か行ったことあるけど、なんと今は「写真付き証明書必須」だそう、、、持ってないよ……。時代の変化をこういうところでも感じる。確かに今思えば、身分証明必要な場だよねえ。


今日は朝から桜散策して、人気になってなかなか伺えなくなったお店で珈琲飲んで、ずっとほしいなあって思ってたマーチンを遂に購入。実は初めてのマーチン。ロック好きはマーチンだろ!みたいなのあると思うんだけど、天邪鬼なのでじゃあ履かない&つーか、高くて買えない……&むしろ重くて歩くのツライ……が長年の思いだったところ、軽いソールのタイプが出た!ということで、漸く。
今週は人事発表があるのでまたダウナーになりそうだけど(うわ)、映画見てても音楽聴いてても、ふと仕事のアレコレが頭を侵食してきて深く落ち込んでしまうところからは、上がれたかなという週末の記録。