先月のこと。「1999年の夏休み」を2018年に再びスクリーンで見るとは!ケーズシネマでのリバイバル上映にほんとうにびっくりした。しかもモーニングショーのみにのけぞったけど、鑑賞者の年齢層を考えると適切かもしれず(ぞぞぞ)。館内は私が一番若いかも?な客層で男性のほうが多かった。あれ?そうなの?
当時ビデオで見て、耽溺した。あの頃の私にあまりにすっと入って突き刺さり染みた。引用されたヘッセの「デミアン」が愛読書になった。わー若さゆえのアレな感じで恥ずかしいけど。その後バイトしたレンタル店でビデオを貰った。ロケ地の大倉山記念館に行ったり鹿島鉄道乗りにも行ったなあ。今思い返すとこれが聖地巡礼ってやつなのね…。確か1999年にリバイバル上映したのも見た。
80年代後半に夢見た新感覚近未来派な世界はとても透明で澄んだ空気に満ちていた。リマスター効果だろうけれど、私の記憶の映像のままだった。美術とスタイリングが今も新鮮だったなあ。この感覚がリバイバルしなかったのは何故だろね。「デミアン」のあの一節を台詞と共にソラで言える自分にびっくりした。10代の多感な頃の記憶力って永遠ね・・・。そして花火のシーンのきらめきも永遠だった。
未来と思っていた日からもう随分遠ざかってしまった。けれどあの年の夏休みはいつか遠い未来のままで、永遠に私のなかに在り続けるのだ。
そんでもってフリッパーズってことで買ったこのアルバムの
- アーティスト: オムニバス,フリッパーズ・ギター,ディーン・ブロドリク,ザ・モノクローム・セット,エドウィン・コリンズ,モーマス,BRIDGE,マーティン・ベイツ,ファンシー・フェイス・グルービー・ネーム,セクター・マー,ルイ・フィリップ
- 出版社/メーカー: ポリスター
- 発売日: 1993/05/10
- メディア: CD
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