バス・展示・歩く・シタール

土曜日。二子玉川から小さなバスに乗る。駅周辺は商業施設で賑わっているけれど、西側の川沿いは長閑な雰囲気が残ってる。住宅街の細い道は車が1台しか通れないほど狭い上にとても急な坂が幾度も続く、スリリングなバスの旅が好き。そして砧公園へ。


広々ノンビリしてて良いなあ。春に向かう光の色だ。

世田谷美術館田沼武能写真展。人々の表情の一瞬をぎゅっとつかまえてたり(街頭紙芝居を吸い込まれるように見てる幼子たち!)、暮らしの一コマから時代背景が伺えたり。写真の隅々までドラマが潜んでいるのも素晴らしい。「沿道の店舗に立退きをお願いしてる都職員」て光景(タイトルもそういう感じの)をズームで遠くから撮ってるやつは、ゾクリとした。都電もちらりと見えて、電柱に”池尻”と見えたから多分(国道)246(号)つくるときだろう。

ここからちょっと歩いて

大きな通りに出て、またバスに乗って上町で下車。また歩く。途中で福田紀子さんの個展を見た。

こんな奥まったところに!なギャラリーは、光がさわさわと差し込んで福田さんの絵を包み、良い空間でした。
そしてまた歩く。




看板娘です。


小さな商店街の角を曲がると



アントニン・レーモンド 設計の教会。カマボコ型の緑の屋根が愛らしい。


このあとは、好きなスパイスを配合してチャイを作り、ミナクマリさんのシタールと唄を聴きました。間近でそのまんまの音で聴くシタール倍音の響きは体にぐるんぐるん来て、気持ちよかったなあ。