春のさきがけ

昨晩、長年の友人からメールが来た。「沈丁花が薫ってきたね」
今朝の雨の中、近所の木蓮の蕾がほどけて花弁が広がりつつあった。
ああ、3月が一歩一歩進んでいる。
そしたらさっき、カーテンを閉めた窓の向こうからゴロゴロと轟いた。春雷!



この半月ほどのお散歩記録を。
港区郷土歴史館のある白金台から五反田経由で目黒まで歩いた日。


「暗渠」マンホール!はじめてみた。この下には暗渠が眠っているんだよ。

ゆるやかにくねる坂道を下って住宅街へ入っていくと

これは

おおおおおおお。
進んでいくと



まさに「水路」!

あああ、もう、こういう分かれ道ったら。

坂をまた下り

お!


川へ出た。

橋の名前は「市場跡」。かつては青果物市場だったそう。跡地には公営住宅が建ち、周囲はもはや超高層マンションだらけ。

そんな土地なもんで、あんな事件が。ずっと何年も謎の旅館だなーと思ってたら。かなり老朽化が進んでいたけど、どうなるんだろうか。

これまた急な坂道を上り、目黒駅へ出た。



先週の土曜日のこと。晴れた日。

ポストロック〜エレクトロニカのジャケにありそうな景色。
お昼に最近出来たご飯屋さんに行ってみたら、一人で営む店主さんが、以前他のお店で接客されてた方で驚いた。にこやかで丁寧な様は変わらず。美味しかった。前にいらっしゃったお店も大好きなところで、店主さんも味もとても優しくていいお店で。そういうのって繋がるのだなあ。

道道路に沿って延々続く住棟の並びはいつ見てもスゴイなー。建て替えどうすんのかなという思いもあるけど。



今日もまた、水の跡を辿ることに。

わ!川の流れが見えてくるよ・・・

このザックリしたブロック積み・・・

上の道へ上がる階段。

もうこれは土手です。ありがとうございました。なんつうこの「土手」感。
移動して、

首都高をくぐる。

いぬくん。

広々。

高層ビルの角に。

この日は国立近代美術館で杉浦非水展を見ました。杉浦非水といえば三越などのポスター図案でお馴染みだけど、副題に「イメージコレクター」と名付けられたように、スクラップや撮影した映像など日々の破片が集められ、ここから制作物へとアウトプットされることが伺えて楽しい。白黒フィルム映像で見る猫は、やっぱりいつでもどんなときも猫なのであった。近美の常設展は入れ替えも多くて、何度見ても新しい発見に溢れていて大好き。