~Drunk47~

11月1日の話を今更だけど記録。ボーカル/ギターは主役の百々和宏、ベースはウエノコウジ、ドラムはクハラカズユキ、ギターはヤマジカズヒデ! 代々木ザーザズーにて百々和宏 生誕47周年記念祭り。ちなみにワタクシ整理番号47だったのでこじつけで嬉しさ倍増。但しこの日は仕事を休めず、死ぬ!と白目になりながら魔法の絨毯で現地着。親切な御人のおかげで良き位置で拝見出来た。ありがとうございます。


まずは一人で登場のモモさん。黒のベルベットジャケットに赤の大きなフリルシャツ!バナナ柄の靴下に赤のタッセルローファーと、とってもオシャレな装いで、あらステキ。こんな王子様ルックも出来ちゃうのがモモさんなのよねえ。しかし喋ればいつもの調子で、べろんべろん喋りつつギター弾きだしたらコードがなかなか押さえられず、もう酔ってんのか!って状況に、ヤマジさんが颯爽と登場、「あれ?早過ぎない?」と言うモモさんの傍らでグイーンと弾き初めて、あらステキ。グダる演奏が一気に強固なものになる。あとでウエノさん曰く「ヤマジさんが ”大丈夫かなー大丈夫かなー俺行ったほうがいいかなー”って心配してて、俺らが”まあ、大丈夫じゃね?”と言うより先にステージに出てった」って、ロックいい話。

このメンツの選曲は11日のベースの日出演も込みなのかな?なセレクトで、「my generation」ではウエノさんのベースソロを際立たせるなパフォーマンスあり、全体的に勢い重視な中、一番印象的だったのはニール・ヤングの「heart of gold」のときのギターの鳴りで、ぐはっと脳天〜心臓を撃ち抜かれたあの瞬間は忘れられない。

そしてシークレットゲストで登場の、クドカン!!! わーーー!なんとミチロウさんメイクで恥ずかしげに登場。いきなりMCで「次から次へと、大変ですよねえ」とイジられる。そう、この数日前に発覚のトクイさんの件でマスコミは大騒ぎなのだよ。もちろんハッキリ言わないながらも気持ちは伝わる物言いに笑う。「納税大事!」とにかくイジられっぱなしのMCが延々続き「早くやりましょうよぅ〜〜こんなメイクして恥ずかしいんですよぅ〜〜」と困り顔するクドカンは、モモさん(47歳)より年上(49歳)だし、この中で一番著名で収入もあるのに(笑)、いいヒトだねえ。あの緻密な構成且つ笑いながら泣いてしまう凄い脚本書いてるなんて思えないほどの、低姿勢っぷり。
ウエノさんの「遅れてまとめて見てるんだけど今、”前畑ガンバレ”のところでさあ」というMCを受けてからの〜〜 スターリン ”天プラ” が、途中から「前畑ガンバレ!前畑!」と叫びだして大笑い。そういや、会場内でのいだてん視聴率は何%なんだろか。私は欠かすこと無く見ておりますが、場内雰囲気が「見てません」感あったんだよねえ。

もうひとりのゲストはムトウさん。昨年のこの回では手術に拠る休業後初のステージなのに、変わらず良き唄声に感動したけども、今回も更に良き声で。

モモさんが「カバーさせてね」とメールしての返信を紹介しつつ、ピーズの「バカになったのに」「生きのばし」からの、本編ラスト「ロックンロールハート(イズネバーダイ)」は、すんごく力強かった。

今回もMCを多く絡め笑わせながらも
 ウエノさん「中央線嫌いでさ〜なんでロックの人は高円寺住んでんの?」
 モモさん「ちょっと!中村達也(小声)」
 ウエノさん「このあいだも中央線乗って吉祥寺来てさあ」(……って私このあいだ、中央線でウエノさんお見かけしたよ! )「ほら、俺は明治学院大学じゃん、だからあの界隈なんだよねずっと」
という流れで、たしかに地方出身者はまず進学した学校に行きやすいエリアに住むわけで。その駅に繋がるターミナル駅基軸で行動範囲=思考になっていくところはあるはずなどど、思ったり。

演奏はカッコよくて楽しくて、歳を重ねていくことにより出会い広がっていく面白さを教えてくれる。また来年!