坂本慎太郎 LIVE 2019

先月の26日火曜日。会社からダッシュで三茶へ向かい、昭和女子大学へ。勉強ではなくライブです。坂本慎太郎人見記念講堂にて。ここに来るのは何年も前のカヒミさんのライブ以来。

2階席もある2000席ほどのホールで着席スタイルなので老人にも優しい。でもこのほうが「音」そのものをきっちり感じることが出来る。PAにいる中村さんのサウンドエフェクトがバリバリ攻めまくる冒頭は、今いったいどうやってこの音が空間を埋め尽くしているのか・・・?としばし呆然。暗がりに浮かび上がるステージ上の光景は「ホログラム」を見ているようで、これは計算づくなんですよね・・・。ホールの天井の高さを意識したレーザービームを多用する照明効果も素晴らしかった。こういうセンスあるスタッフを起用出来るところが坂本慎太郎だなーとつくづく思わされた。

「黄泉の赤坂でリサイタル」みたいな風情を薫らせつつ、漂ってるのにずぶんと沈んでく不思議な重量。覚醒しながら睡眠しちゃう。狂っているのはどちらでしょうか?
坂本さんのライブ見たのはソロ初(リキッド)以来だったけど、あのときの「いったいどんなライブが・・・」と観客が固唾を飲んで見守り、演者もちと緊張気味な雰囲気とは異なり、その後アメリカツアーもするほど熟れた感出たからこその、「坂本さんが表現したかった”感じ”」があった。この感じとそれを楽しめるのは歳をとったからだろうなーとY氏と帰り道感想を言い合いながら、楽しかった。ライブハウスでもやりつつ、今後もホールでやってほしいな。