雨から雪になった日

この数日の暖かさから一転、土曜日は寒く雨降りと予報されたとおりの朝。冬支度で出かけた。
降り続く雨は午後に雪に変わった。ぼたぼたと水分を多く含んだ雪は大粒で、落ちては消えてしまう。その向こうに先だけ少し桜色の蕾が見えた。
三茶のキャロットタワーへ。3階生活工房「世田谷クロニクル」を見に行く。

84巻の8ミリフィルム、12人のオーラル・ヒストリー。記録と記憶を手掛かりに、昭和の世田谷を描き直す展覧会です。
世田谷クロニクル1936-83 | 世田谷文化生活情報センター 生活工房


一般家庭の8ミリフィルムの収集・公開・保存・活用に取り組む「穴アーカイブ」の活動に拠るもので、今回の上映作は
ana-chro.setagaya-ldc.net
こちらにアップされていますが、映像提供者とは別の方がかつての日々を語る声が場内に流れ、私物や個々の記憶を綴った年表や手書き地図を組み合わせることで、展示として構築。スクリーンで映し出される「人々の生活」に「声」が重なる光景に、「阿賀に生きる」「SELF AND OTHERS」など佐藤真監督作品を思い出しました。


このあとは展望台へ。
f:id:mikk:20200314154327j:plain:w600

雪に高揚することは無い長野育ちだけど、東京の雪は物珍しさがあるから記録したくなる。