6月の終わり、7月の始め

さて6月。今年も半分過ぎました。まさに世界中が未曾有の状況となり、あまりに濃厚な半年でした。毎月のこの記録、シングルカット集みたいだなーと思っている。


6月5日
昼、木漏れ日の輝く様をずっと見惚れてた。夜、どういうわけだか2駅前で電車を降りてしまい、歩いた。薄い藍色の空はまだ明るく、風が強めで涼しかった。ツマミを回すように次第に色のトーンが変わっていった。家へ着いてシュワシュワ(注:ゲロルシュタイナー)飲んで、氷菓(注:ローソンPBゆずみかん)食べた。あー夏だなあ。
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6月6日
ジャームッシュ新作「デッド・ドント・ダイ」を見た。何ヶ月ぶりかの映画館はサーモグラフィで検温を始め、スタッフの皆さんの業務過多が心配になる。んですんごく寒かった。。。ジャームッシュシネコン大スクリーンで見るなんて!とにもかくも、ティルダ様無双最強最狂最高。ジャームッシュは仲間たちと映画を撮るのが好きなんだなーとつくづく思う。ものすっごいいろんな映画を見てきて、こんなの撮りたいってのをとにかく撮る。更に音楽も担当しちゃう。見終わって外出たら、人出が随分多くて、みんなゾンビに見えてしまった。まあ私もゾンビだけど。


6月7日
電車に乗って久しぶりに伺った店2つ。それぞれの変化はそれぞれの店主らしくて、そういう違いがあることが大切なのだと思う。ネット上だと空いてる情報を目にはするけれど、私が行った街の人出は戻っているし、飲食店はそれなりに混んでいる。遠方から来る人が多い店が以前よりもその分空いている気がする。Y氏は3月以降外へ出ても最大で隣の街だったけれど、今日は遂に自転車で5キロ先の街まで出掛けた。日焼けし太腿が痛いと言っている。緑のグラデーションが輝く日だった。
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6月9日
夜ごはん、美味しいお刺身が食べたくなってデパートの鮮魚売り場にて、閉店間際のお買い得品を買う。美味しゅうございました。そのあとは岡田拓郎の新譜を聴く。音作り曲作り、素晴らしい〜。耳がグッと惹きつけられる。そしてキャニスルーパスのヤマジさん加入ライブ。既に「ヤマジ」な音色なのがやっぱり凄い。クリムゾンなこういう音、その後のキャリアではほぼ無いのも面白いね。


6月10日
神保町のスヰートポーヅがコロナで自粛のまま閉店してしまったそうだ。ただただ悲しい。ごく最近まで食べに行ってた店なんだよ。あの餃子はあの店唯一なんだよ。おばちゃん元気かなあと思いつつも、やっとゆっくりできるわねと少しでも思っていてくれたらとも思う。


6月12日
残業で疲れて、帰りに立ち寄ったのは喫茶店。良き音楽、1人の空間、美味しいピザトーストとコーヒーフロート。リフレッシュ出来て良かったなあ。会社帰りにごはん食べられるお店の大切さ。本当にありがたい。


6月13日
久しぶりにイートインを始めたお店でランチ。野菜いっぱい美味しかったなあ。入り口では勿論消毒液あるも、エンドレストークの2人組もいてほんのりもんやり。雨が結構降ってきた中移動、髪を切って、映画を見る。はー、雨の休日を満喫。


6月14日
今日も雨。先日録画しておいたBSのスコットランド ハイランド紀行を見る。ドローンでひたすら空撮したのみだけど、青々とした山々がただただ広がる景色はテレビで見ても息を呑んでしまう。恐らくは現地に行くことなどないだろうとも思う。この間、Y氏が夏休みにどこ行くかと言ったけれど、現時点で他県へ小旅行なんて全く想像出来ない。まだ全然収束する光が見えてきていないのに、いろんな方向でドス黒さが増しているし、変化した部分と戻った部分と変わってない部分が混ざっていて、バランスが悪い。


6月18日
午後時間休を取得して都現美へ行き、オラファー・エリアソンの展示を見た。想像通りの光景だった。スマホで写真を撮る人々は作品を鑑賞するよりも写真を何枚も撮る時間の方が確実に長かった。休日だったらそれはたくさんいるだろう。では私は作品に対してどう感じたかというと、可もなく不可もなくという表現が正しい。どうしたってかつて原美で見たときの衝撃を超えられないし、環境問題云々を感じ取れる意識を持ち得ていないのだ。


6月19日
休業要請が解除される。今夜はuminecosoundsのライブだったのになあ。プロ野球開幕で盛り上がるネット上の一部の様子を見ると、みんなそれぞれ楽しみにしているものがあって、待ち望んでいるのだよなあと嬉しくなった。ライブいつになったら見られるのかなあ。。。


6月20日
朝イチで新宿の映画館へ、「15年後のラブソング」を見た。グググと胸を突かれイタタタ案件であった。ユニオンと世界堂をちらりと覗く。確実に買うものがあるので店に行くのではなく、その街へ来たついでに寄る。そういうのって久しぶりだ。繁華街はたくさんの人が行き交う。その後喫茶店へ。帰り道、いつもと違う道を通ったらお総菜やさんを見つけ、ポテトサラダと白和えを買う。スーパーではとうもろこし。夏。


6月21日
3ヶ月ぶりに下北へ。や、正確には4月頭にオープン直後のボーナストラックをざっくりと見たのだった。あの時は流石に開店しづらい雰囲気があったけれど、今日はかなり賑わっていた。んでやっぱり「新建築」巻頭特集に掲載される写真ぽいなー。遠くから眺めると、軽井沢のハルニレテラスを思い起こしたのは、建築物としての時代性なのだろう。さて、3月以降在宅勤務のため近所しか歩いてなかったY氏は、久しぶりに電車に乗った。マスクしてなかったのでユニオンに入店出来ず、苦笑。馴染みの喫茶店へも久しぶりに伺う。昨日のこの街はもっと人出があったようだ。「繁華街をプラプラ歩いて、用はなくとも店に入り、最後はまだ明るい空の下で軽く食べて帰宅」そんな、数ヶ月前まで当たり前だった休日の過ごし方をした。今日は夏至


6月22日
神保町 酔の助が閉店って散々話題になってるもののその店がどこかわかんなかったんだけど、解体写真見てやっとわかった、ミッキーのとこか!!というように、人により見ている個所が違うなあとつくづく思う。スヰートポーヅは既に閉店、もうすぐ閉店の南海に続く行列はさぼうる前を超え、遂に白山通りに達したらしい。。。


6月23日
秋葉原グッドマン閉店とのこと。ああ。ここで見たライブは毎回良くて、それは空間のもつ力なのだろう。ヤマソロとyumboと麓 健一とふくろなんてメンツ見たのは10年前か!今思っても凄いメンツ。どれもよかったよなあ。。それに本庄さんドラムだったんだよなあ。一番最後はズズズと馬頭さんで、きもちよくて帰り道随分散歩した。そんな想いもあの場所を支えることはできないことが悲しい。


6月24日
トーストにつけるために買ったマスカルポーネチーズ、量が多いので半分になったところで、メープル味のドライフルーツ+ナッツを入れて混ぜ混ぜ、少しの間冷凍庫で冷やしたら、セミフレッドみたくなっておいしかったー。優勝。


6月25日
今日は出社直後から事件勃発で対応中に次々と新たな事件が勃発し、しかも2名不在のなか、休む間もなく対応し続けて、ホトホト疲れた。はああ。てなわけで夜ご飯は外で食べた。明日からの展示設営が既に終わっていて、いつもと少し違う店内。イラストレーターの個展なのだけど、今の状況を逆手に取って、ビニールシートに描かれていて、各テーブル席の上に吊るしてあるのです。飛沫防止でありながら、店内を彩るイラストはビニールに描かれることで空間に溶けていて、とても素敵だったなあ。
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6月26日
昼休み、外へ出たら夏の匂いがした!遂に来た!夜は今日から始まったドラマを見る。今季は撮影が出来ず開始が伸びているものばかりだ。まあでも、タイトなスケジュールで数ヶ月ごとに切り替わる制作自体がおかしな話だ。現場体制がこれを機会に変わるとは思えないけれど。ふと、先日麒麟待ちで放送された「国盗り物語」の出演者が、故人もいるものの、今となっては名優揃いで驚いた。当時は若手中心で挑戦的なキャスティングだったという。皆、貫禄ある表情と肝の座った演技ぶりだけど、20代〜30代前半ということにも更に驚かされる。一体どこでどう変わってしまったのだろうか。とはいえ「麒麟」は脚本も撮影も演技も見事なので、この後も楽しみ。


6月27日
ちょっと気を許した先週末、同じことをみんな考えるから結構な人出だったから、今週はうちにいた。昼に近所の焼き菓子屋さんへ。先日から営業再開されたので久々に伺い、店頭に並ぶお菓子の美しさにうっとりした。素材もルバーブなどすっかり夏色。


6月28日
朝は激しい雨、昼に止み、スーパーへ買い物。音楽聴きながらジャケ絵描いたり本読んだりしてたらあっという間に夜になり、sonic youthのライブ映像を見た。かっこいいなーと思いながら、人みっしりの会場が懐かしいというか遠くになりにけりというか、現実はSF小説のようだなと思った。いつになったらライブ見られるのかなー、というかsonic youthはもう見られないのだった。


7月1日
会社帰り、明らかに新入社員の集団を見かける。漸く出社開始になったのだろうか。電車は扉まで人でいっぱいだったので、少し見送って乗車したけれど、改札周辺の人の多さに驚いた。


7月2日
この数日増加していた都内の感染者、今日は100人越え。そりゃそーだ。数に怯えているのではなく、この先に怯えている。自分に出来ることを自分の掌の範囲で淡々とこなしていくしかないけれど、それだけではこの先が見えないのだ。