「桜観測」として毎年書いているけれど、名所の桜というよりは、見知っている風景がこの僅か半月だけ染め変わる魔法に見惚れてしまうのだ。通り道を渡るときに右を向いたら通りの隙間が淡く彩られていたり、高架を走る電車から見える景色が所々ぽんぽんと白く浮かんでいたり、いつもと違う輝きをする光を見つけることが好きなのだ。
3月14日 春のカケラを見つけた。
3月20日 曇天に満開。
3月25日 夜桜散歩。
3月26日 埋もれる!
3月27日 青空と夜空、光と影。
4月2日 染井吉野から八重桜へ。
4月3日 見えない川に浮かぶ花筏。
来年は何処でどんな顔で桜を見上げるのだろうか。