2 PASSENGERS

QUEでヤマソロ、今回は久しぶりの近藤智洋さんとガッツリコンビにドラム KAJIさんが参加。
近藤さんとやるときはヤマジさんはいつも口が滑らか。近藤さんのお人柄のせいなんだろな。

今回の告知チラシ(画像)は以前ヤマジさんが制作した"写真をトレースした"イラストを再度使用と思いきや、「あの頃よりも髪短いし顔もシュッとさせた、自分だけね」との発言に「俺もやってよ! そういうところだぞ笑」と返した近藤さんがよかったな。ヤマジさんに対して「そういうところだぞ」と思ってる人多いと思うけど、言えちゃうのが大事よね。

そうかと思うと「ライブも後半戦になりますが」と言った近藤さんに「ライブを“参戦“ていう人嫌いなんだよねー。後半『戦』てさ笑」とヤマジさんの反撃が笑
それから近藤さんのフリで「ヤマジカズヒデ ギター講座」が。お馴染みマイブラテレヴィジョンをやった後「ヤマちゃんは音楽何からはじまったの?」と切り出し、「最初はこれだねえ」とスリーフィンガーによるフォークなフレーズが。頑なに誰か言わなかったけど日本のフォーク歌手の…(察し)今度生音聞こえる小さなトコでアコギでライブしようという話になったけど、うっかりすると老人の懐メロ思い出会になっちゃうから、青木隼人さんや岡田拓郎さんあたりとやって触発されてほしい。


これまで音楽シーンで特定ジャンルにハマった事がなく、カテゴリ分けされることがなかったという話に「だから今があるんだね」という近藤さんの返しも納得で、確かに「ズバッと」入るカテゴリがない。メジャーデビューが狭間の「93年」なのがわかりやすく象徴的で。だからこそこれまでの経緯があり今に至るのは確実にある。


先に記した写真のトレース話から、楽曲のカバーに絡めて「トレース人生」「ギターの手癖を完コピというのも変態行為なわけで」といったくだりが興味深かった。トレースと模写、完コピとカバーとサンプリング。目的と意識の持ち方次第であり、センスが問われる。当人の意識無意識がつくる感覚がどのように表現されるか。それを他者にどう受け止められるのか。だからこそ、時代背景も影響されるのだろう。


……余談が過ぎましたが。
今日のライブはリラックスが時折ガッと深くサイケデリックに入っていくところがあって、やっぱり後者の方が圧倒的に良い。リハビリ的な演奏も必要だろうけど、灰野さんのようにすこぶる若手との対バンを積極的にやったり、バンド組んだりするような挑戦も見たいところです。YESEYSESYですらやりたがらないとはどういうことだ!ねえ。



01. 5月31日のブルーズ (近藤智洋)
02. one of us (Joan Osborne)
03. sunshine superman (Donovan)
04.こわれもの(近藤智洋)
05.まほうのじゅうたん (ちゅうぶらんこ)
このカバー、近藤さんのハープがかっこいい。
06.the passenger (Iggy Pop)
ヤマ「近藤君とのタイトルはこの曲から来てるんだよね」
07.venus in furs (the velvet underground & nico)
08.shady lane (Pavement)
ヤマ「今度来るんだよねえ。そういえば前に来た時行ったな、dipの3人で」「あの頃は仲が良かった…って嘘嘘」
09.can't seem to make you mine (the seeds)
10.last soul (the roosterz)
11.the killing moon (Echo and the Bunnymen)
ヤマ「ペイブメントによるカバーがとても良い。カバーのあるべき姿」
12.so sad about us (the breeders / the who )
13.I am the warlus (the beatles)


アンコール
c.m.c (the roosters)
ブルージーなカバーで、最初わからなかった!

(予定外のアンコール)
「何やろっか」と2人で所持してる歌詞を見せ合いながら、奇跡的に二人とも持っていたので
I'm waiting for the man (the velvet underground & nico)

dipの曲やらなかったのよね……