今年の音甘映画館 【館編】

ギャラリーや美術館もこまめに足を運んだ。というよりも散策の途中で立ち寄った。だから「展示作品そのもの」の良さだけでなく、「会場」「その前後の道のり」もとても重要で、でもそれこそが大切なのではないか。「展覧会」のために作品を作る作家はいない。日々の中でこそ生まれるものだから。その日々のあいだに入らせていただき、作品を観ることに出会いがあるのだ。


河合浩「forgotten times」(Open Letter)
世田谷美術館コレクション展「ART / MUSIC」
港千尋「Across The Waters」(IWAO GALLERY)
古谷葵「小さな縁側で」(GALLERY TK2)
李禹煥国立新美術館)
川内倫子「M/E」(オペラシティ アートギャラリー)
中里斉「painting outside part1」(MEM)
「線と言葉・楠本まきの仕事展」(弥生美術館)
ジョアンナ・タガダ・ホフベック 「Dreaming About Tomorrow」(nidigallery)
サンティ・アレルッツォ( SIDE 2)

松濤美術館の建物自体をつかった「白井晟一入門」も素晴らしかった。感謝します。これをきっかけに美術館などの公共建築物が作品として捉えてもらえればいいなと思う。