10月の終わり、11月の初め


「web日記」に関して先月鼻息深くアツク語ったけど、まあとどのつまり、壮大な独り言だとは思っている。声に出して街を歩かない程度の。どうでもいいけど、「とどのつまり」の「とど」って?と思って調べたらこんな記事が出てきたよ。
www.yokohama-maruuo.co.jp
そうなの!ボラのことだったの!へーへーへー。「おぼこい」の語源までわかって、ありがとうありがとう。


さて今回前半は口内炎、後半は口内炎再び&喉痛〜咳・痰〜軽い気管支炎でもんどり打った日々であった。いまだに喉に詰まった感じが残っててオッサンみたいなウウン!ウウン!ケホってしちゃうの困るオバサン・・・




10月7日(月) まさかのアナログ化。すすすスギウラム・・・。
kilikilivilla.bandcamp.com


10月8日(火) ETV グレーテルのかまどジョージア・オキーフビスコチート」良い回であった。ビスコチートって知らなかったよ!スパイスが入った私が絶対好きな味。メキシコのお菓子ってそういえば日本ではあまりメジャーでは無いかも。ジョージア・オキーフ、日本で回顧展やったらヒットしそうだけどな。ライフスタイルをフォーカスして、物販モリモリで。(こういうのヤダけど)
madoken.jp



10月9日(水) 寒い!雨!裏地がヒートテックの雨用ズボンを履き中綿のジャケットを着る。ほどよい秋の気持ちよさはどこへ行ったの。夜は眠くて8時半には寝てしまった。


10月10日(木) 舌に口内炎が出来てあっという間に強い痛みと腫れになりつらい。会社行く道のりを乗り切るために、脳内でサザエさんのBGMを再生して駅へと歩くのであった。タリラリランタリラリラン♪ / ヤマジさん、緊急ナイトで大木のハルくんとリチャード・ヘル&ヴォイドイズ!そうだよこの手があった!あらためてガチでやってほしい(カバーやってもお馴染みのばっかりでつまんないよ・・・


10月11日(金) 朝は食べず、昼はお粥、夜は馴染みの店でけんちん汁と鰤の腐乳漬焼。


10月12日(土) よく晴れた休日の朝。待ち望んでたのにいまいち出掛ける気持ちが昂らない。何処に向かうか決められないともいうか。そもそもまだ口内炎胃炎がつづく。そういえば金木犀の薫りを感じない。
toyokeizai.net

学大が未開発地帯として記事に上がってたけど、取材されてる東急絡みの高架下テナントも??だし、写真で紹介されてるサニーボーイブックスは建物の老朽化で立ち退きなんだけどね。。。そんな理由の閉店今後増えそうだし、建て替えて賃料上がって1階テナントは資本ある店になるし、今取りあげてもね感満載。

www.businessinsider.jp
現在進行中の高架下リニューアルは「住民の声を反映するため『みんなでつくる学大高架下プロジェクト』を発足」、noteで日々レポートし情報公開など、東急が勝手に進めてるんじゃないってスタンスがイマドキのポイントだろうか。学大の高架下、既に開発済みの祐天寺方面は失敗した感あるもんな・・・。


10月13日(日) 義弟家族とお墓参りにいったあと、Y氏とぐる〜りお散歩、陽射しがかなり強いけれどようやく金木犀の薫りを感じながら歩行距離10キロ超、帰り道は動かなくなる犬並みに疲れた。にしても1年早いね。口内炎はようやく落ち着いてきた。やはりペラック+ビタミンB+のどスプレー効果かしら。


10月14日(月祝) きょうもよく晴れ、お昼前に外出。生活圏と逆方向のバスに乗り、いつもと違う高さと速さで進むいつもと違う風景。下車して古本屋でモランディの画集を買い、公園を歩いた。


10月15日(火) 近所の家の2階の窓から外を眺めている芝犬がいて、我が家では勝手に「窓芝」と呼んでいたのだけど最近見かけなくなって、きっと・・・と思っていたのだけど、Y氏が「窓芝、散歩してた!足ひきづってた」と教えてくれて、そうか足がつらくなって1階にいるようになったのかと勝手ながら推測。なんにせよ、よかった。


10月16日(水) ウチの会社、DXなんて絶対無理だネという現実を垣間見る。報告のためにエクセルに数字手入力なんてのも多くて、ピタゴラスイッチのようにバタバタと倒れていくのを対処も出来ないの、アホすぎる。


10月17日(木) 西田敏行の雰囲気はどことなく父を思い出すところがあるから、昨今の訃報のなかでもちょっと異質な動揺をしている。/ そして「ぐりとぐら」! / 今宵は満月が白く煌々と輝いている。


10月18日(金) この間見た映画のことをずっと考えている。感情を説明せずに映像で語り、技巧的に優れているけれど、誰に焦点をあてるかにおいて「世代の違い」を感じてしまい、ストンと今の私に落ちてこなかった。同じ山でも辿る道筋が違い、見ている光景が異なるとでもいうか。喪失と記憶の距離感が圧倒的に違うものね。


10月19日(土) 夜中に目が覚めたときに聞こえたY氏の寝言「わんわん!」・・・犬になったのか。/ 父に会いに地元へ。私の意見を聞き入れず頑なだった父が、自分でアレコレやってみたことにより考えを改め、理解してくれてよかった。やはり自分で体感しないと理解できないものなのだな。電話で話すことと同じ内容だけど「やっぱり会って話すと違う、ホッとした」と言われ、これからは会う回数を増やさねばね。


10月20日(日) 昨日から喉が痛く、風邪薬を飲む。更に口内炎がまた出来た。1年に何度かしかないであろう秋晴れの気持ち良い日なのに、出掛ける気にならずずっと寝ていた。


10月21日(月) 和田ラジヲが超絶オシャレなコンクリート打ちっぱなしの邸宅に住んでて驚いた!し、PCで描いてるのにもビックリした!FAX入稿じゃないのか・・・(そりゃそうだろうよ) 

www.nhk.jp


10月22日(火) flaming lipsとCorneliusの2マン、1999年以来だねと話題だけど私は当時双方ともに好んで聞かなかった。この2枚が好き過ぎるからね!

Clouds Taste Metallic

Clouds Taste Metallic

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じゃあ1999年、私は何を聴いていたんだろう?とNMEを見てみたら
www.albumoftheyear.org
ああ、Mogwaiとかこういう感じだなーと記憶が辿り着く。祝祭感と称される煌めきとは逆の、ソレ。
Come On Die Young

Come On Die Young

  • アーティスト:Mogwai
  • Chemikal Underground
Amazon
Golden Band

Golden Band

Amazon


10月24日(水) 喉の痛みが治らない。気管支炎かもと、とりあえず耳鼻咽喉科に行ったけど「炎症してますね」程度だったので、まあ大丈夫なのか。


10月25日(木) やることあるしと休みたい気持ちを抑えて出社。淡々と業務をこなしていけば進んでいくのよね・・・
bondo.bandcamp.com
こういう音に弱いことは自覚している。


10月26日(金) 今日は会社お休み、気になってたところに行ったりして過ごす。
tancredibin.bandcamp.com
Spotifyで上がってたジャケが気になって聴いたらとても好み!でもデジタルしかないようで残念。


10月27日(土) 久しぶりに友人に会う。かつてはバンドの話ばかりがいつのころからか仕事の話、そして体調の話が多くなり、今回は親の話が増えた。変わっていくことはあっても、芯の部分はお互い変わらない。


10月28日(日) 朝applemusicのシャッフルでかかったのはフリッパーズの「全てのことばはさよなら」だった。その後BSフジ「CORNELIUS 30th Anniversary Special」感謝の気持ちいっぱいで見た。cero 高城さんの「リアルタイムは高2のときpointで〜」に驚愕してからのコメント
→(大意)『ロックの手法を切り分け並べ直しデザインする感覚で、日本のロックというガラパゴスユニバーサルデザイン的な普遍性を持って提示し、リスナーが聴いて脳内に思い浮かべるものをデザインし、誰でも持てる「取っ手」をつくったのがCornelius
分析し言語化する能力の高さよ。こういうところにも世代を感じるのよね(尤もどんな時代でもその人次第ではある)。
「わかりあえやしないってことだけをわかりあう」なんて掌のセンチメンタルに染まるのではなくて、「世界中の人との共通言語」としてデザインされた音を聴いて育つ、この違い。90年代初頭に掲げたアンチテーゼがその10年後に昇華して「わからなくてもわかちあう方法」が出来たのに、それにより更に20年後、更なる混沌と断絶の時代になるとはなんとも虚しさを感じるけれど、見えないものに踊らされるのはではなく、我が手に捉えて育む世の中を信じたい、今日は投票日。
高城さんの言葉の結び「(大意)キャリアを重ねてきたひとが今こういう形態を取っていることにじーんとくるしこれからを楽しみにしている」
最後の小山田くんの言葉「(大意)音楽のいいところは記憶と結びつくところ、物質じゃないところがいい。存在しない、空気の振動であり、記憶に残っていればどこへでも行ける」


10月28日(月) 上着着て行ったけど帰りは暑くてシャツで大丈夫だった。/ 「ガイアの夜明け」世界へ届け!ニッポンのお菓子〜サブスクで地方を救う〜
「日本のお菓子」をサブスクで世界180の国と地域へ届けるスタートアップ企業の紹介。今は地方の中小企業の和菓子の紹介に力を入れており、復興を後押ししようと能登の小さなメーカーへ依頼をするーーー。その試みは素晴らしい。しかし1回コッキリ過度な負担を掛けるそのやり方は継続的な支援とは真逆のものだ。地震と豪雨の影響のなか後継者問題が描かれた老舗工房の姿に我が身を重ねて泣いてしまった。続けることが良いことなのか。
www.tv-tokyo.co.jp


10月29日(火) ETV特集「俚謡山脈のDIGの細道」おもしろかった。その土地に暮らす人々の日常の動作とそこで生じる気持ちがリズムになる、息吹。ただ、番組の主旨とズレたこというと、各地域の光景を見るに「祭りは男衆のモノ」なんだなあと。www.nhk.jp


10月30日(水) 「walk out to winter」をまだ口ずさんでないのに、「北風小僧の寒太郎」を口ずさんでしまった!急すぎるよ!


10月31日(木) 朝会社最寄駅下車して遠回りして、通りの欅並木を見上げると緑は色褪せ、オレンジが混じっていた。その向こうに薄い水色の空が広がっている。自販機にはいつのまにかコンポタが並んでいた!


11月1日(金) 暦がもはやわからない。/ NHK バタフライエフェクト「バブル ふたりのカリスマ経営者」を観た。この番組で取り上げるのは謎な内容だけど、なんともまあバブルネタは虚しくて悲しくて苛立って溜息を付くしかない。どうすればよかったのか、何が狂わせたキッカケなのか、なんてことではなくこれこそが人間の滑稽さそのものなのだ。そんな思いで見てる最中に父から電話で、部屋の中でぐるんぐるんのたうちまわった。ああ!もう!!!


11月2日(土) 寒い。雨。ウールに上着で外出。新宿シネマカリテで「ゴンドラ」を観た。「ツバル」のファイト・ヘルマー監督最新作、ということを一昨日知った。(映画情報を的確に得る方法がないなあ・・・)素敵だった!豊かでファンタジックで茶目っけと掌の温もりがあって。映画によるマジックがあった。妙な邦題付けなかった配給会社さんありがとうー。
moviola.jp
夕飯の準備のときに指を切ってしまい血をティッシュで止めてたら、雨なのにY氏が絆創膏買ってきてくれたー。このご恩は忘れないよ。


11月3日(日) ねぽりんの「秘書の回」を見ても私は絶対秘書出来ない、何故ならば休日の自分のスケジュール管理も出来ないのに人のなんて出来るわけがないのである。(仕事では出来てるから・・・!)まあ今日も朝、どうしようかなーと悩んだ結果、夕飯の献立含めて良い感じに回って良かった良かった。
www.toppingeast.com
荒川放水路通水100周年記念企画に、ボアダムスの∈Y∋によるコンセプトメイキングによる「BOADRUM」の最新形態が繰り広げられるなんて!国交省を相手に、行政の助成を受け、無事に開催し終了し撤収するまで、どれほどの困難があったのか想像すると身震いするし、主催の特定非営利活動法人トッピングイーストの方々の能力の高さが凄すぎる。前日の悪天候から一転、見事なまでの秋晴れになる運もまた凄い。東京都は都庁のプロジェクションマッピングに広告を募集するようで唖然とするけど、マイノリティなサブカルチャーがマジョリティに抗うことなく馬鹿にせず、きちっと己の仕事をすることで、こんなに質の高いエンターテイメントを提示できること、そんな活動が全国で花咲けばいい。∈Y∋さんといえばの伝説の数々と今回のパフォーマンスは繋がってるのだなあ。


11月4日(月)某店でかかってて染みて、購入。

A Feu Doux

A Feu Doux

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骸骨と踊るジャケも、音も、声も、素晴らしい。1度聴くと忘れがたい盤。
クリーニング屋さんに預けてたコートを受け取って、いよいよ冬に向かって走り出したよ。