DEPECHE MODE: M

11月26日のことを今更ながら書き留めておく。

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Memento Mori

Memento Mori

  • COLUMBIA RECORDS GROUP
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2023年リリースの「Memento Mori」はその前年に亡くなったアンディ・フレッチャーへの想いが込められたアルバムであり、ワールドツアーは彼へのレクイエムであった。死者を弔う伝統的で賑やかな祝祭「死者の日」があるメキシコでのスタジアムライブ映像を映画にし、なんと日本国内13都市の映画館で同日同刻に上映だなんて!まさに祭り!
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来日公演は無理だよねえと皆思うしかないのに、こんなかたちで「実現」してくださってほんとうにありがとうございますと、スタッフの方々にお礼を伝えたい。東京だけじゃないこともほんとうに素晴らしい。
彼らのライブを観るという概念が無かったから、夢見心地だなあ。高校の修学旅行先京都での自由行動、みんな友達となのに1人で中古レコ屋行って"Black Celebration"のレコードを買った私に「おーい!生きていけば未来は楽しいぞ!と旗を降る。


T・ジョイPRINCE品川での上映、品川は原美術館が無くなって以降全く足が向かない駅になってしまった。いつもの生活圏とは雰囲気が違う。駅前の若干寂れた雰囲気の建物内で変な気分だった。
私よりちょい上世代の方々が主な客層。シネコンの3スクリーンで上映、そんなに入るのか!と驚きつつ入場時にチラシとともに「特製紙チケット」が配布されて感激した。


めちゃくちゃかっこよかった。
なんて幸せな空間だろか。楽しくて切なくて、いろんな感情が混ぜこぜになって痺れて泣いた。
「Everything Counts」でドッと涙が出てびっくりした。。。


足がリズムに合わせて動いちゃったけど、席が通路横で隣と前にいなかったので許して。実際ライブ観たとしても「豆粒」だけに、一挙一動、深く刻まれた皺も拝める映像というのも良い。おじーちゃんなんだけど、力強い歌声と演奏でガチっと長時間保ち、あんなにたくさんの人々へ向けてキラキラし続けてるのは本当にすごいな。デイブさん、くるくる回ってみんなを魅了しててさあ(森岡賢を思い出しちゃったヨ・・・)。
スクリーンに映る観客は手を振り、スマホを掲げ、全曲大合唱。「Enjoy the Silence」のような歌詞でもシンガロングだもの。

躍動感あるライブだけではなく、死生観を伝える映像が時折入り込むことで彼らの一貫した意志が伝わってくる。
長年一緒に活動してきたメンバーの喪失、家族や友達とも違う愛情と信頼があったことだろう。片手をもぎ取られたような痛み。それでも生き続けるのだ。
亡くなった人を想いながら「生きねば」と強く思う。
※その2日後、ナガタさんが入院のため不在のdipのライブ観てさ、その数日後実は既に亡くなっていたことが発表されてさ、ぐわああ!!となるよね・・・