「明るい瞳」→「はなればなれに」

また暑さぶり返し。陽射しの強さったら!もう9月も終わるのにね。

イメージフォーラムにて「明るい瞳」を見る。
とてもよかった。やわらかい映画だった。シューマンのピアノの調べに乗って、降り注ぐ光、色、眼差し。
理屈とかそういうのじゃない、じんわりと伝わってくるもの。ほわあっとした、時折眩しいもの。でもそれは根底にぽつんとした寂しさがある。監督がこれまでひとりで見て感じてきたものがあるなあって思った。深い緑。パステルカラー。光の入り方とか色合いとか服装とか、そういうものにも「ひととなり」って表れるなあ。

そしてアンジェリカへ移動。同じ渋谷とはいえ端っこから端っこを移動時間10分で、いや「9分43秒」で「ルーブル駆け抜けるあのシーン」の如く、よくがんばったワタシ。

はなればなれに [DVD]

なんだかとてもハッキリと「見えた」。何がと問われてもうまくいえない。日本で初公開となったあのときは興奮で終わってしまったし、その後どこかでも見てテレビサイズでも見ているけれど、映画館という暗がりの箱のなか、前にはたくさんの頭が見えて、その向こうにスクリーン、いまこの映画を見ていることが嬉しいなあと思った。
こんな感想、どんな映画にも使えるけれどでも確かにそう思ったのだから仕方が無い。
マネせずにはいられないこのダンスよ!

そしてこちらも忘れずに。