8月の終わり、9月の初め

8月29日で音甘映画館20年だったんです。あらためてかくところがイヤらしくてすみませんね・・・今も更新している方々ももう20年超えだと思います。お互いにおめでとう&ありがとう。やっぱりここに書き残さないと落ち着かないし、dipのライブと旅に行ったあとは長文書かないといられないのよねえ・・・。2004年に唐突にはじめたブログというものがこんなにも自分の生活に密接になるとは。ブログというものの意味性も随分変わってしまったなんていうのも野暮なほどに、世の中自体が変貌した度合いに比べて私はどうなのか、私の環境も同じくらい変わったと云えるし、嗜好は変わらないようで選択が変わったのは身体の変化にも拠るだろな。なんといっても日々ここにこんなふうに書き留めることが好きなんだよな。紙の日記では続かなかった。私がつくった境界線の中の私のお家に篭って綴ってるこの感じが、SNSともzineともB&Bとかに置いてある日記本とも違うんですよ。

youtu.be
自分にとって大切なものは何か。木漏れ日の中でやわらかな表情でハーモニーを奏でる2人の姿。



8月5日(月) 1日中自己啓発な研修、こういうのこそ管理職がやるべきだよなー。/ スーパーでは米が品薄気味。バスマティライスでカレーを食べればいいじゃない、な世の中になるのかしら。(せめてジャスミンライスで)


8月6日(火) 上司の仕事の振り方が雑というか、引継書にもない業務をメールで「やっといて」と振られたので、知らんわ、こっちが聞かないといけないんか⁈てムカつきながら最大限の防御と攻撃をし、係内の裏番長から「この件ね〜」と反応があったので一歩前進。あーバカバカしい。


8月7日(水) Cornelius:flagradio 今回は「motorik beat Mix」Neu!/ Isi ~ CAN/Moonshake ~ The horrors/Sea within a sea ~ OOIOO/Be sure to loop ~ Stereolab/The noise of carpet ~ Minami Deutsch/Tunnel ~ The cure/A forest ~ Ultravox/Can't stay long ~ Joy division/Isolation ~ The stooges/Down on the street!!! ワタシ号泣。cure以降の展開に驚いたけど。そしてこの手のリズムの某曲でモヤモヤ思ってたことが明確になった。/ 帰宅後に激しい雷雨。
minamideutschggb.bandcamp.com



8月8日(木) 宮崎で地震。生きるとはかくも不安なのか。


8月9日(金) 前任者が実はやってなかった仕事を係員総出でやっているんですよ?/ damom&naomi with michio kuriharaで来日公演!前座にsugar plant!嬉しすぎる!


8月10日(土) 今日はY氏と学大高架下に出来た本屋2軒。ひとつは昨今の個人経営本屋のセレクトをギュッと絞った棚づくりでカフェ併設、もうひとつは閉店した古本屋が復活し明るい店内にかつてのみっちりした雰囲気を思い起こしながら品揃えがまだ少ないことを逆手に取った棚づくりがナルホド!やしかし、こんな近距離に3軒も本屋あってどうなんだろか。/ 昨日の夜から矢鱈お腹が空く。といっても一度にガッツリ食べるわけはなく、体を満たすものを食べないからまたお腹空くの悪いスパイラルで過ごしてしまった。


8月11日(日) 何年振りかで参加の和菓子の会。酢橘の錦玉、カカオと黒糖の浮島、玉蜀黍のきんとん。甘味とコクのそれぞれの違いが興味深かった。がやはり"こういう場"更に苦手になったなー。帰りにスーパーでワッサーを見かけて手頃な量と価格だったので購入、さっぱりとした味わいでしゃくしゃくした食感、おいしかった。


8月12日(月) 朝方汗だく、でもなかなか起きられず。寝る前にシャワーではなく軽く汗ばむ程度の入浴をするようになったものの、効果がわからない。オリンピック閉会式の記事読む限り、東京大会のアレコレはいったい何だったんだと思わざるを得ない。私が知らないだけでアレコレあったかもしれないけど。/ 昼の太陽光真っ盛りの中外へ出て、カレー食べてお茶して帰宅。



8月13日(火) また会社でアホすぎる社内状況をきいてしまってうんざり&呆れる。とりあえず心身ともに健康を保ちこの会社で生活費を稼き続けようよね・・・/ 船に乗ってるだけで何処かに連れて行ってくれて、食事もエンターテインメントも買い物も満喫できて、ラグジュアリーな気分になれる……クルーズ旅行の「良さ」とされるものが私には無理だなあ、、。時間とお金と心身に余裕のある高齢者向けのレジャーね・・・何にも考えなくても全部用意してもらえて寧ろ「コスパが良い」かあ・・・
travel.watch.impress.co.jp


8月14日(水) 熱中症対策に樹木を植えろという声を見かけたけど、自治体の土木職も造園業者もどんどん減ってるのはわかっているのか・・・植えてからの維持管理こそ重要だし台風来たら倒木による被害も出るわけで、だからこそ今ある樹木の維持管理に費用と意識がまず必要で・・・


8月15日(木) 台風が気になるけど、自分で考えることなしにどうすればいいのか聞いてくる人なんなんだろな。久々に前の部署の係長と話したら、ものすごく苛々させられた。あーコイツが元凶(のひとつ)だったのね!とガッテンガッテン。


8月16日(金) 台風でした。もちろん出勤だけど、行きも帰りもタイミングよく雨の渦が切れたときで傘刺さないくらいだった。日頃の行いと思いたい・・・こういう天候でも前の部署のように振り回されないので、淡々と業務を進めた1日だった。/ 台風前の体調不良もなく、自律神経が落ち着いたかなと思ったけど、むしろ今ちょっと怠いというか、楽しくなくてやる気がなくて気持ちが疲れてる。


8月17日(土) 台風明けの強烈な日差し!美容院へ行き、沿線上の街にある気になってた店でカレー(ご飯少)を食べるもイマイチ、キャロットケーキを食べるもイマイチ、店内は騒々しくBGMは日本の某バンド(この手の店の、店主が40代前半〜30代だとかかりがち)でイマイチ、トリプルイマイチでガックリであった。


8月18日(日) Y氏と外出、まずは神楽坂かもめブックスにて『「犬の看板」から学ぶいぬしぐさ25選』(小鳥書房)刊行記念 「犬の看板」写真展。小さなスペースの壁一面に並べられただけではあったけど、出版物を購入。
【小鳥書房ZINE】「犬の看板」から学ぶ いぬしぐさ25選 | 小鳥書房
さてこの本屋さん、Y氏が棚づくりに広がりがないといい、私はあくまでも街の本屋としてはこんなもんじゃない?と思ったけども、校正・校閲の専門会社が立ち上げた本屋であり、「本に興味のない人を呼ぶ仕掛け」をしているとのこと、だからこそこの棚づくりなのだろう。
かもめブックス(東京・新宿区) 本に興味のない人を呼ぶ仕掛け【コレが"ウリ”です!~独立系書店の創意工夫~】 - BookLink

ここから都バス早61に乗って、首都高とクロスする神田川を越えるとグイッと急な坂道に胸が高鳴る。キングレコードはここなんだーとか、カテドラル前で乗ってきたマダム達は礼拝の帰りかしらとか、そんな光景が楽しい。鬼子母神前で下車してお昼ご飯。とても美味しく接客も良く店内は静かで私的名店であった。美味しいご飯は幸せにしてくれるなあ。

鬼子母神の参道のけやき並木はぐっと涼やか、樹木大切。ちと歩いて民藝玩具店へ出向き、かわいい戌を買い求め、再び早61に乗って、目白駅を通過し、落合の見慣れぬ風景を堪能し、江古田で下車。ココ江古には久しぶり。私が手にした盤は「持ってるよ」とY氏の定番発言。

それから江古田駅から西武池袋線線に乗って、中村橋駅で下車。練馬区立美術館にて「平田晃久―人間の波打ちぎわ」を見る。最近だと原宿のハラカドや太田市美術館・図書館を手掛けた建築家の展示をなぜここで?というと、ここ練馬区立美術館も新たに図書館と一体化した施設として平田氏が手がけるから。展示を見て痛感するのはとにかく平田氏の「概念」ありき。発注者を煙に巻きすごいですなと納得させる言葉の圧と建物のカタチ。その街特有の地形や風土とは関係なく、使う人々の在り方が希薄に感じる造形。"らしい"派手な意匠の建物はアイコンにはなるだろうけど、建築家は使う人ではないのだと再認識。行政の建物は複数機能てんこ盛りが今の主流だけど、部署が異なる現場が市民とどう使っていくかを建築家自身も一緒に育てる意識がないと、蛸壺の容器が老朽化するだけだろう。
平田晃久―人間の波打ちぎわ | 展覧会 | 練馬区立美術館

ぐったり疲れて喫茶店で休憩してから帰路へ。最寄駅はずいぶん涼しい風と薄い色の夕空に盆明けを感じた。



8月19日(月) 帰宅してぐったりな日に限って父からの電話。実家の親問題は誰もが持つものだし家ごとに解決方法が異なるから難しい。これまでの経緯と感情があるから客観的なジャッジはスッと入ってこない。


8月20日(火) 昨日の昼から胃の調子が悪かったところ、今日の帰宅時にはお腹空いてきたので良かったーと選んだのが麻婆茄子なのは失敗だったか。昨日買った白茄子のトロトロ感を活かしたかっただよ・・・



8月21日(水) ゲリラ豪雨中の一瞬の隙間で帰宅。タイミング良いわーワタシ。



8月22日(木) 会社休み。目黒区美術館にて「生誕130年 武井武雄展」を見る。くふくふと笑みを浮かべながら胸の奥がわなわなと震えキュッとする。繊細で大胆で愛らしくて毒々しくて。こんな豊かな感覚を伝えてくれる作品がある空間に対して存在価値なんて言葉を使えない。
www.mmat.jp

館内にいる間に土砂降りが来て、駅までちょうど来たバスで向かう。三田線で神保町へ。雨止んで暑くなった。お昼食べて本や登山用品見て、千代田線で湯島。国立近現代建築資料館にて「建築家・堀口捨己の探求 モダニズム・利休・庭園・和歌」を見る。分離派のあたり好き。
nama.bunka.go.jp
気になってた珈琲屋さんでひと休みして、いつもの医者行って帰宅。


8月23日(金) 時折お話を伺う建築学の先生とCorneliusファンだったのでびっくりした。まさにaudio architectureじゃないすか。


8月24日(土) まさか新譜が出るなんて!
thesofties.bandcamp.com
昼間当然の如くた灼熱で、夜になって豪雨になった。


8月25日(日) 台風の進路が危ぶまれる中、金沢へ。Y氏方の親族から昔の話を伺うことは楽しい。


8月26日(月) 大きな空いっぱいに雲が筆を広げていて、光源が強くてコントラストがクッキリ。夕方ご飯を食べて外へ出たらこの1時間強の間にゲリラ豪雨があったようで、地面がびしょ濡れ。空には虹が浮かんでいた!


8月27日(火) 晴れ男を豪語するY氏の鼻が更に高々となるほどに、台風の影響なく晴れすぎて暑すぎる金沢であった。


8月28日(水) さすがに体が疲れてるね・・・と思いながら仕事。


8月29日(木) 明日は休もっかなと思いつつ寝た夜中、何度も目が覚めたからか頭の中でジワジワいってるし、予定通り会社休んだ。台風前だけど頭痛にはならない、ヨカッタと思ったけど気圧急降下状態ではなかった。もう1週間、どういうことなんだろか。/ お昼は外へ出たけど財布忘れて、ドキドキしながらスマホで会計。普段は「平日休みにしたらここ行こう」などど思っているのに、いざとなると行く気がしない。「休みの日に予定入れたり出掛けたら、それは休んだことにならない」とはいうけれど。そして今日で「音甘映画館」を始めて20年が経った。20年!ある日突然始めたそれは、私の日々の変遷であり身体の一部だ。


8月30日(金) 会社行くも目が 3_3 だし惰性でひたすらデータ打ち込み作業。誰とも喋らず。帰りは喋らなくていい顔馴染みではない喫茶店へ。


8月31日(土) 近場の喫茶店へ行って早めに帰宅し金沢旅日記書き続ける。 


9月1日(日)  雨が降ったり止んだり。台風はようやく熱帯低気圧に変わった模様。ちょっと足を伸ばして西の街のいつもの店に寄って早めに帰宅。今日も金沢記録。/ 街の変化・人の変化を想う。ずっとこのままなんてありえず、変わらなければならない中でどう考え選択するか。


9月2日(月) 疲れが取れないし会社行く気しないけど善良な社会人なので出社。ひどく疲れて帰宅。/白米の使用量減らすために夕飯の米は粥にするのはどうかと云うとそれはちょっとと返される。


9月3日(火) 誰もが「これで終わるわけがない」と思ってた余貴美子の真骨頂、演じる百合さんの表情に母を思い出してしまう。あの眼差しが。


9月4日(水) 急に涼しくなり、エアコン無し。/Y氏が申請書類の手続きで区役所の対応を怒っていたけど、昭和な会社で働く私には中の人の状況がわかりすぎて、闇・・・。


9月5日(木) 今日は朝から暑かった。/ 1年以上のタスク「iPhoneのバッテリー交換」を何故か急に「やろう」と思い即予約して、会社早退けしてApple Storeへ。1時間ほどで完了、無料。こんなに長いこと持ち越ししなくてもよかったよね・・・にしても人多かった。


9月6日(金) この係に来て知ったことが2巡目で少しナルホドと見えてきて、こうやって視界が変わっていくのかなと思う。帰りは喫茶店でのんびり過ごせることが嬉しい。/Y氏、近所の高級寄りスーパーで米発見。購入。

金沢建築散歩

8月25〜27日、金沢へ行ってきた。1日目は主目的であるY氏方の親族に会い、2・3日目は建築をガッツリ見て、美味しいものを食べた。折しも台風が接近し心配したものの、のろのろと居座る台風の影響は受けずに過ごし「ボクは晴れ男!」を豪語するY氏鼻高々である。以下、金沢建築メモとして記録。




www.kanazawa-museum.jp
www.japan-architects.com
谷口吉郎・吉生記念 金沢建築館 竣工:2019年 
建築家 谷口吉郎の住居跡地、吉郎の長男である建築家谷口吉生の設計による。

開館5周年記念特別展 "谷口吉郎の「金沢診断」 -伝統と創造のまちづくり- "がとてもよかった。空襲を受けなかった金沢は古い街並みが残ったものの、焼け野原からの復興を遂げて盛り上がる他都市に遅れを取った不安感も沸くなかで、金沢市が「金沢らしい」都市開発を模索し、出身者である谷口吉郎など有識者を起用し実施したのが1967年の「金沢診断」。これにより翌年、市伝統環境保存条例などルールづくりにつながった。
今も伝統を感じさせる風情ある街並みが残りながらも、北陸最大の都市として成長し発展する開発がされたことは素晴らしいし、この意識が風土として保たれていることが、2004年に "「新しい文化の創造」と「新たなまちの賑わいの創出」を目的に開設"された金沢21世紀美術館・2005年に北陸新幹線の延伸に向けた整備事業として金沢駅東広場に完成したもてなしドームと鼓門であり、これを契機に金沢が観光都市として新たな価値を生み出したことに繋がるのだろう。
news.yahoo.co.jp
www.ria.co.jp
今回金沢市街地を巡ると、町家がゲストハウスとして再利用されている場所が目についた。また、立ち寄ったケーキ屋さんが以前Y氏親族と会食をした料亭が閉店し建物をリノベーションした場所だったりもした。
mag.tecture.jp
昨今よくあるこういった事例が、浅いテンプレートにならずに「金沢らしさ」を保っていくのか、今改めて「金沢診断」をすべき時なのではないかと考えさせられた。



ここから裏手の犀川へ出た。近江町市場で買った握りたてのおにぎりを灼熱の河岸で食べてから桜橋を渡り、20分ほど。住宅街の中にスッと存在感を消すように「鈴木大拙館」があった。



www.kanazawa-museum.jp
鈴木大拙館 竣工:2011年 設計:谷口吉生
金沢市出身の仏教学者 鈴木大拙の記念館は、説明はほぼ無く、周辺環境含めた建物自体で大拙の哲学を感じ取る空間で、谷口吉生の特徴であるシンプルでシャープな作風と調和していた。あまり人のいない静かなときでよかった。ただし酷暑と疲労ゆえにまっさらな心境で受け止めることが出来なかった。晩秋に再訪したいな。

www.nikkenren.com
建築主である金沢市が本多の森公園の斜面緑地に沿って緑の小径を整備し、金沢21世紀美術館周辺との回遊性も考慮したここに、生誕地が近い鈴木大拙の記念館を計画し、設計に谷口吉生を起用するのはあまりに見事な計らいすぎる。鈴木大拙を理解しているからこそであろうが、"なにもない"佇まいに振り切ったのは当初からの予定なのだろうか。


谷口吉生の設計による公共建築はもうひとつあるけれど、それは次回に。






北國銀行武蔵ヶ辻支店 竣工:1932年 設計:村野藤吾
元は南西へ約20mほどの位置にあり、近江町市場再開発に伴い曳家にて移動・耐震改修後2009年にリニューアル。村野藤吾の初期作品。下記サイトの航空写真でその様子が確認できた。
www.kanazawabiyori.com
初期作(森五商店東京支店の翌年!)という点を知らなくても幾分あっさりした印象は初々しく、当時は流行りも終わりではあったドイツ表現主義的な装飾。金沢に村野藤吾あるなんて知らなかった!



月曜日は公共施設も店舗も休みが多くぐぬぬとしたけれど、そうだ団地があるじゃない!と、金沢駅西口からバスに乗ってこちらへ。



gkk-tokyo.com
石川県営金沢諸江団地 竣工:1980年 設計:現代計画研究所(藤本昌也)
見た瞬間に「80年代初頭だな〜」と思いながらそういえばと思い出したのは、以前見に行った広島市の鈴が峰第2団地(コチラ→ 基町高層アパート 屋上見学会と市営平和アパートと鈴が峰住宅を繋ぐもの - 音甘映画館)。1981年竣工だから同時期なのか!その頃大量生産から個性を活かしたつくりに公営住宅のマスタープランが変わったのでしょうね・・・



1・2階はメゾネットの3階建。


スロープ。当時はバリアフリー関連の法令もないけれど、使い勝手を考慮して付けられた模様。

敷地内になんと、室生犀星の石碑!



号棟名が「木」「雀」「雲」など漢字1文字で、犀星の文字をサインに使用しているのだ!すごい!

県営住宅ゆえに維持管理予算は限られ、住民の自治による管理が重要になるだけに、経年劣化が進んでしまう点は否めない。けれど、最低限の暮らしの中で文化・教養を手放してはならないという意志が無意識でも継承されていくことが素晴らしい。



金沢といえば思い出すのは兼六園金沢城、伝統的な家屋の街並みがまずあって、昨今は金沢駅鼓門や金沢21世紀美術館を思い出す人も多いかもしれない。時代とともに変容出来る力のある街として存在し続けるのはなぜか。
金沢が風土として培った伝統と革新の精神を、加賀藩前田家が強固なものにし街づくりを行ない、それが継承されて近代化社会を迎えた。そのときに「金沢診断」があったことはとても意義があるし、新幹線延伸に伴って新たな街づくり計画が進む金沢の懐の大きさを実感する。暮らす人々自身も全国チェーン店を使い車で移動することが当たり前の今、「金沢らしさ」とは無意識下でどう捉えられるのか。その中で育った世代が今後どのように継承するのか、ネットを介したイメージにより訪れる人々が増えた状況も踏まえて、これからの金沢も楽しみだ。