桜観測2019

今年は肌寒く雨も多くて、これは桜も遅くなるだろうねえと思っていたところ、3月27日の帰り道のことだった。いつもより一本向こうの道を歩いたら真っ白に染まる一角が見えた。あっという間に咲き誇っている!時は春、”すべてを突き抜けるスピードで”。


3月30日、桜開花後初の週末の朝は寒く曇天で、ピンク・フロイドの「太陽讃歌」を聴いて念じながら外へ出た、ら、

晴れた!
まずは「桜と給水塔」




巨大団地では建替えが進行中。シンボリックな給水塔もあと何年の命だろうか。

更に歩いていくと

猫が花見をしているよ。


ぼくは日向ぼっこができればそれでよし。


歩いた歩いた、十条〜桐ケ丘〜浮間。そして夕暮れ。 


4月1日

今年度最初の日。昼休みに外へ出る。


4月6日 週末。青空に映える白を辿る日。







善福寺川神田川沿いを歩いた日。今日はどういうわけか食欲もあるし消化力も高くて全く疲れ知らずで、15キロ近く歩いていた。


4月13日 「寒い」と言ってしまう日がまだ多い。冬コートを着てしまう日もあったほど。そのせいか染井吉野の花弁がまだ残っているところも多い。

ああ、新緑との色合いが美しいなあ。桜吹雪のなかを歩いた日。


→ 桜観測の記録 https://mikk.hatenadiary.jp/search?q=%E6%A1%9C%E8%A6%B3%E6%B8%AC

岡上淑子 フォトコラージュ 沈黙の奇蹟

Librarie6での展示もぴったりだったけれど、まさか東京都庭園美術館で見ることが出来るなんて。建物が醸し出す佇まいと呼応する作品たち。視覚が捉えたものと吸い込む空気がぐるりと体内を巡って、息が止まることを繰り返し、繰り返し。気品ある純粋無垢なモノクロームの、繊細な輝きを放つ結晶がそこにあったのです。当時のディオールバレンシアガのドレスも展示されているのも素敵で、朝香宮邸の夜会に迷い込む幻想に包まれる奇跡のような時間でした。
うっとりと夢見心地になったものだから、帰宅後読んだインタビューには泣きそうになりました。僅か数年の輝きが茶箱にひっそりと眠っていたのです。
www.oralarthistory.org


夜間開館がある日に再訪しました。桜が満開の夜でした。


「黒天鵞絨のカーテンは、そのとき、わずかにそよいだ。」中井英夫の”虚無への供物”の冒頭を思い起こす世界が広がり、昼間に見た前回よりも、スッと体に染み込んできたのです。
瀧口修造が送った手紙の言葉「いつまでもあの純粋な気持ちを忘れないでください。それがコラージュであろうがなんであろうがかまいません」が胸に突き刺さります。声高に主張されたわけではなく、作家として生きようともされなかったにもかかわらず、時代を超えて”発見”され、私たちの心に触れるのは、岡上さんがたおやかな気概を持っているからなのでしょう。御本人の気質そのものであって、純粋な気持ちを持ち続けてきた証なのだと思うのです。

Labo 5

3.28金曜日、仕事の年度末の日。異動が無かった為スムーズに仕事を終えて駆け込んだ高円寺high。この日のライブを思い起こしても言葉にし難い。書いたもののいつも以上に文が纏まらない。ここに書くことは義務ではないのだから書かなきゃいいのだけれど、でも、心の奥底に重なった想いを外へ留めておきたいのです。


1番手はKlan Aileen。大好きなバンドで、ワンマンも含めて幾度か見ているライブは今のところ音源を超えないもどかしさがあったけれど(エラソーにすみません)、今回はとても良かった。ふてぶてしさが漸く音に反映されたように思えた。終盤に至っては松山さんがギターを掻き鳴らす姿がサーストンに見えたほど。
続いてSPEARMEN。初めてライブ見たけれど、やー、カッコよかった!ゴリッゴリの音。ベースのグイグイとしなやかに泳いでいく様が気持ちよかったし、ギター/ボーカル・ドラムの3ピースで成り立ってる、シンプルだけど深い重さに圧倒された。


さて、dip。静かな幕開けはこれまでの断片が交錯して喚起させるような流れ。セットリストによると「droneC-draw the line」、奥底のなにかが時折ブレながらこの世にスケッチされた音だった。最近和やかな場を見慣れていたせいか、不穏とも緊張感とも言い難い今日の演奏はいつものdipとはまた異なる印象を受けた。怒涛のハードスケジュールであったこの1ヶ月なのに、リセットされていることにも驚いた。
それにしても、この日は激しく掻き鳴らされるギターに泣かされた。泣きのメロディではないのに、そういう曲調ではないのに、胸にきて涙がにじんでしまった。
ヤマジさんが奏でるとあんなに多彩な表情を引き出せてもらえるのだから、ギターも嬉しいだろうな。3月25日に53歳になったヤマジさん。歳を重ねるたびに進化と深化を続けるギターを聴き続ける喜びがあるなんて、若いときは考えてもなかった。
印象的だったのは、ループさせたギターを鳴らし、手は動かさずに音に体をくゆらせていたときで、とても美しかった。そこには自由が感じられた。その姿に映画「永遠の僕たち」のラストシーンを、ふと思い出したのだった。
新曲も披露された。今、この曲調と歌詞が滲みない人はいないだろう。ヤマジさんのあまりに真摯な吐露だった。
il faut continuer。だからdipには今年中に新譜をリリースしてほしい。今の彼らの生々しい音をたくさんの人に聴いてほしいと強く願う、音は永遠に残り続け、継承されるのだから。ところでベラさんが好きなdipの曲ってどれなんだろう?


次回のdipBORISと対バン!うおおおお。個人的には「with michio kurihara」での対バンを見たかったケド・・・(今年の初夢な願いに書いてるくらい)ちなみにヤマソロ、 ”VS シリーズ” ”夜のふくろう達”も継続していただきたいので、よろしくおねがいします◎