小山田を目指せ!

12月に入ってようやく私の生活圏内では葉が赤や黄に色づいてきました。のびのびと晴れ渡る今朝の青空、ああもうこんな日は当然外へ出るでしょう!洗濯物をだだっと干して、さてドコへ行こう?
とにもかくも木々に囲まれたくってちょっとだけ移動。小田急多摩急行に乗って、成城を過ぎ多摩川を超え、新百合ケ丘から多摩線に入り山を切り崩した中に広がるマンション群の連なりをほへえーっと興味深く眺めながら終点、唐木田に到着。新宿から40分くらい。
町田市の北西部、多摩ニュータウンの更に先、東京と神奈川を隔てる丘陵地。見知らぬエリアなのだけど地図で見たところ小高く多摩丘陵が広がりそのなかに緑地公園があるようなので気になったのです。その名も「小山田緑地」、名前に惹かれたなんてことはええ、ありませんとも、けっして!

駅前ロータリーにへんてこ時計、その向こうにDIYショップがスコーッと構える横を通って目指せ「オヤマダ」!

信号の後ろにはススキがいっぱい。そして団地がズラリズラリ。

山と山の間の車道を歩いてくのだけど、昔からの家屋がちょこちょこありそのあいまの雑多な木々がトンネルとなってスッとタイムスリップ、ぶわっと多摩の里山に住む昔の人々の生活が見えてくる。更に進むとこの界隈の原風景といった趣の田園風景が視界を占めてきます。


小山田緑地に着きました。多摩丘陵の自然を活かしながら整備されていて散策路を歩きます。昨日の雨のおかげか空気が湿り気を帯びていて、樹木が瑞々しくて更にきもちよい。ああ良い時に来たなあ。少し行くとなだらかな斜面が続く窪地のような野原があり丘と空が輝いていました。

それを超えると、

眼下には囲まれた土地のなかに家々がどこまでも広がり、目の前には丹沢の山々から富士山までが広がり、


澄んだ空がきもちよく日差しは強くなっていて、着込んだ私は暑いくらいでした。しばらく野原でぼーっと。でもここ、標高123mですって!低!私の地元の街なんて標高400m強だよ・・・。
再び園内を歩き始めます。

サッカー場と野球場がありましたが、サッカーのほうが断然賑わっていましたよ。。。

雑木林のなかへ入っていった先は「小山田の谷」と呼ばれる通り、ずるずると谷底へ落ちてゆく、積み重なった落ち葉をかさかさと踏みしめつつ。



ずるずるずるずる落ちてゆき、そうしてハッとする。

吊り橋が浮かんでる?谷の底は崖?

と思ったら、そこは丘陵の湧き水や雨水が集まった池で、吊り橋は池にかかる橋でした。水が澄んでいたので遠くからだと何も無いように見えたようなのです。

池の水面に空の青と雲の白が映ってる!

竹林を抜けると入り口に戻りました。車道を進むと向こうにはもひとつ園があるようなので行ってみました。

畑と民家の間にこっそりとその入り口があったのだけど、

こ、このトンネル具合!今明るいから幾分抑えめだけど、これから異界へ進むのだという気分でいっぱいに・・・。ひょっこり狐が出てきそうダ。。。




園の外へ出ました。

そこにはゴルフ場が・・・。エエー。

ゴルフ場の斜面に自分の陰が写ってた。



お!ガスタンク。

電車ー!小田急線普通車両の青にロマンスカーの赤、千代田線の緑が勢揃い。

駅前の信号で一心不乱に毛づくろいにいそしむ猫が・・・ごめんよこんな姿撮って・・・。
唐木田駅に帰ってきて、ちょうどやってきた多摩急行に乗って下北沢へ向かいました。