ゆらゆら帝国が解散した報には驚いた。あのアルバムはそれほど濃密な空虚に支配されていたのか。。。公式サイトの文章がとっても誠実だったことにも驚いた。驚いた、というと失礼だけど。でもそういう「姿勢」が、とっつきにくい見た目(重ね重ね失礼…)と音であったはずの彼らがあれほどの人気を得た一因のように思えた。改めて旧譜を聴いたらサウンドプロダクションがすばらしくって、確固たる3人による、曖昧でゆるぎない音をキッチリと浮かび上がらせた石原さんを合わせた、「チーム」のようなバンドでもあるのだよなあと思いながら、音に痺れたのだった。今後、この音が拡散していくことを愉しみに待とう。

この一週間、姪っ子が小学校に入学したり、木村拓也さんの訃報に呆然としたり、今年もまた喉がかれて声が出にくくなったり、今日はwarszawaの移転に驚きとやっぱり,な気持ちになったり、小市民のあれやこれがありましたが、その頭上には桜が咲いているのでした。