新譜記録:Ava Luna,Bombay Bicycle Club,Dean Wareham

店頭の新譜売り場で目立つのは「90年代」「オルタナ」の大合唱でむううぅ。それは流石にもういいよ・・・。「もしタイムマシンがあるならグランジ全盛の90年代に行きたい」とのアウスゲイルの発言にビックリしたけど、彼は1992年生まれでした。そっ……かあ…。


そんななかでコチラ。

オルタナ回避でこっちかい!と自分ツッコミ。見事にポストパンクでファンクで、声色のせいかスクリィティを思い起こしたりもしたけれど、直球の組み合わせはイマドキなのかな。こういう音を今の録音技術で録るとキモチよいなあ。単純にカッコイイ!ケド頭の奥でうーむと唸ってしまうのは素直じゃない年寄りだからです。

続いて

So Long See You Tomorrow

So Long See You Tomorrow

先行シングルを聴いたときは遂にエレクトロか!と思い、新たな期待が高まったけど、蓋を開けてみたらいつもどおりのボンベイでした。至るところに彼ららしいメロディと震えがあり、軽やかで洗練されていて、瑞々しいのに老成している不思議な魅力は相変わらず。シングルから得たパンチ力は感じず、随分とあっさり聴き終えてしまいあっけなくも。ちょっと整え過ぎな感じがあるかなあ。

そして

Dean Wareham

Dean Wareham

遂に出た! ディーンさんのソロアルバム!予想外に明るい光が差していてビックリした。丸くてやわらかい光。当然のことながら最早ヒリヒリとささくれた感情はなくて、穏やかに暮らしている日々が感じられた。声もすごくしっかりしてる。変わったなあと思いながら奏でられるギターのウネウネと辿る響きにウギャーと泣く。
ちなみにこのインタビューが面白かったです。→ 「My Favourite Records mit Dean Wareham 」 「Tugboat」がbest songなんだなあ。


新譜については「毎度似たようなの(=ガリガリした音)買わないように」とお達しが出ているのだけど結局冒険してないし、音盤も映画同様書き留めて置かないと、ワケわからなくなる(既に収納はその状態)と思いつつ毎度何もしていない。日々の記録のなかにそろっと忍ばせるようにしたいのだけど。毎朝聴いた1枚も綴ったら傾向が面白いだろうなと思いながら。