シンプル・シモン

ひたすらポップでカラフルでキュートな音と絵に90年代後半を思い出し、シネセゾン…いや、シネアミューズで公開したかなあと思ったりした。チラシ見たときにユーロで公開ってことに驚いたんだけど、客層も普段ここで見ないような感じだったなあ。本編はチラシよりももっとずっとポップだったことにも驚いた。
遊び心をところどころに効かせた作風で飽きずにとても面白く笑ったけれど、演出過剰で展開が軽すぎるかなあ。。そこが良さなのはわかるけど。
アスペルガー症候群の設定は良くも悪くもダシ的な扱いではないかしらん。なんというか、他者とのコミュニケーションについて描きたいという考えがアスペルガー症候群の設定に至ったように思えてしまった。イエニファーのシモンへの接し方は誰に対しても、だろう。勿論福祉が進んでいるスウェーデンでは理解が進んでいるということもあるとは思う。だからこそ、素直に「かわいかったー!」って感想でいいのかもしれない。
監督は1985年生まれ!!で、「マグノリア」に影響され映画の道を志したって話が意外で驚いた!