2014-06-28から1日間の記事一覧

私の男

冒頭の、白く青みを帯びた視界と軋む流氷の音に目と耳を奪われて、外の暑さなど忘れてしまった。ジム・オルークによる音響は、極寒の張りつめた空気を繊細に透明に描き出す。奥底に暴力的で破滅的な衝動を秘めて。 子供時代を描くざらざらした質感にどきどき…