松ヶ根乱射事件
膿。もうそれは皮膚の下どろどろとしている。カサブタは最早ぺらぺらと剥がれつつあるのにのらりくらりとやり過ごす。。。目に映る生活感たっぷりの風景が、タマラナカッタ。日本の田舎の日常の、緩い、閉塞感漂う空気。退屈タイクツタイクツ退屈。事件らしい事件も起こらない「平和」な町だろう。子供は元気よく挨拶するだろう。けれど。着実に住民をひたひたと襲うモノがある。それをどうすることも出来ず(どうもこうも反応することすらなく)鈍くただ悶々と、煮えきらずに、やり過ごすしかない。思考停止。ピアノ線はぶよぶよと空を遊ぶ。そういった空気が淡々と描かれるだけの、映画。そこが素晴らしい。
http://d.hatena.ne.jp/mikk/20070325/p1

あとは「デス・プルーフ in グラインドハウス」が拍手喝采のオモシロさ、「眠り姫」はただもうひたひたゾクリな後味でよかったです。