sugar plant re-union party

高揚させるメンツを揃えたフジもサマソニもメタモも行かなかった私にとっての夏フェス的イベントがこれでした。再結成だの初来日だのが異様に続く今年、ついにsugar plantも再結成、その第一発目ライブの対バンがdipなんて!


1番手 9wdは「ポスト・ポストロック(いやないいかた)」な「フュージョンプログレな音」で興味深く聴きました。で、フュージョンプログレだからか?お利口な部分が感じられ、もう少しハズしたものがあるとライブとして楽しかったかなあ。


さてdip
やはり今のdip は音が分厚い。がしっと四隅を固めてズドドドと音が走り去る。音の塊、といった具合で今はこういう方向性なのでしょか。ヤマジのギターが更に凄まじい。息咳切ったように切り裂くギターワークには激しくシビレたし、この間のMBVの演奏に触発されたのではと思うところがありました。(実際そんなフレーズが!)次は10月末に下北シェルターとのこと、次回に「期待」しますです。


そしてsugar plant
ぐるり、ぐるりと旋回し浮遊してはおちていくような音。途中月明かりの下の砂浜を思い起こしながらも海底をゆらゆら進み、波間をたゆたうかと思うと、夜空へひゅんと飛び星のまたたく中を彷徨っては再び海へ沈んでゆく、そんな不思議な循環を繰り返していた。CDから想像していたものとは異なる感触は活動を停止していた間の日々によるものだろう。きょうはパーティだからね。ともあれこれからの活動が楽しみです。


そう、きょうはパーティだったんだ。改めて思い返す。
外へ出ると雨は激しさを増し、今週一週間が思いやられるなあと足取り重く帰路を辿りました。