秋の夕暮れ


夕方の西の空はとても美しかった。見た瞬間こころがざわっと立ち上がった。移動中ちょうどこの一瞬にその方角の空を見ることが出来たから出会えた美しさ。その場を2・3分離れて戻るともう、私を震えさせた色の輝きは消え失せ空は闇に包まれていた。

この間の夕方は、空全体は青いのに一部分だけ真っ黒な塊に覆われいてピカリと雷が落ちていて、一体どうしたことかと思っていたらそのときヒョウが降っていたらしい。

Sister Worlds

Sister Worlds

秋の夕暮れの音。onikiさんの声の湿り具合と乾き具合の不思議なバランス。醒めた熱。どっちの世界も知っている。ギターやハープやバイオリンの調べはどこまでも澄み渡り高らかに空へ向かう。どこかに切なさを残しながら。