グレイ

昨日のグレイの空は青と白と黒のブレンド具合が絶妙なバランスで、そのぼよぼよとした様は泣きたいのかこらえてるのかと見守っていたけども一面黒に塗り変わると均衡が崩れ遂に零れ落ちたのだった。今日はと云えば泣いてるのを認めたくないような具合で、いったいどうすりゃいいのさと掌を天にかざすのを繰り返すのだった。
そういえば昨日着ていたセーターもグレイだった。ダークグレイのVネックはかれこれ何年来愛用しているかの一枚で、白の長袖Tシャツや首がくしゅくしゅのタートルに黒のカーゴパンツをよく合わせていたのだけど、今年は薄いグレイの長袖Tシャツにブルー寄りのグレイのコーデュロイパンツを合わせることが好きだ。昨日もそれ。あらら全身グレイ、「私がグレイスケール」状態でネズミ男になりかねないのだけど、微妙にトーンが異なるからいいのです。グレイは曖昧で幅が広い豊かな色で好きだなあと改めて思う今年の冬。
なんてことをつらつら思い浮かべていたら聴きたくなったのがこのアルバム。

Sensitive/Lethal

Sensitive/Lethal

ノイズも「曖昧で幅が広い豊かな」音ね。