ウェディング・ベルを鳴らせ!

この数作おなじみのハチャメチャドタバタ劇は自由闊達に踊り唄い奏で空を飛ぶのです。
昔踏んでしまった劇薬は飲み込んで、でもその欠片を散らすことは忘れずに。
出て来る人々の顔のきもちよさったら!思い出すだけでにんまりしてくる。だから例え荒唐無稽な話だろうとそうは感じない。このヒトたちならやってくれちゃうよなーって。
これぞまさにクストリッツァの魔法なのだ!
アンダーグラウンド」までと、その後のアレコレを経て至った「黒猫・白猫」、これらにはどうしても勝てないと云わざるを得ないけどもそれでもね、わっさわっさと騒々しいブラスに合わせて踊るのだ!ああ、逞しくあらねばな!
人の少ない劇場の一番後ろの席にいたもんだから、ラストは踊りながら見てましたよ、ワタシ。