Mattia Coletti/Zeno Submarine

このあいだ、吉祥寺ユニオンの中古CD棚をAから順にざざざーっとチェックしていたときにふと、目に止まったアルバムがあった。

Zeno Submarine

Zeno Submarine

ジャケにぐっと来て。くっと私を誘う匂いがした。どうやらイタリアのギタリストらしい。どんな人か全く知らなかった。でもきっと好きな音だと妙な確信があった。
帰宅して、どきどきしながら再生する。
ああ、こういう音好きだ。こういう音を求めていたんだって、こころの内から高ぶるような、ほっとするような不思議な気持ち。ギターがつまびかれて、クセのある声が重ねられる。ピンと張った緊張感とゆるりと解ける弛緩を合わせ持つ奇妙で冷たい空気に包まれて、いつのまにかどこか遠くへ運ばれてしまう。


日本にも何回か来日してたみたいで…。また来てくれるといいなー。

今朝、カーテンを開けると予報通り雪が降っていました。雪にロマンを感じたり喜ぶことはさほどなく、むしろひたすら寒いだの交通機関の心配などをしてしまうのですが、雪の日だからこそ聴きたくなる音楽があります。このアルバムもそんな音になりそうです。