2038年の夏休み


カレー食べて、旅立つ人へ「また会いましょうね」と(心のなかで)手を振る。新調したばかりの帽子を被るが日差しが背中を刺す。たまらず珈琲屋へ避暑、とはいっても頼むのは温かいの、だって飲み物が来る頃には汗が引いてくるからね。冷めても美味しい酸味でからだがシャキッとするエチオピアを飲みながら「ぼくらのよあけ」を読む。団地(阿佐ヶ谷!)に住む小学生の、ある夏のヒミツの出来事を給水塔が見ているよ、だなんてああ、なんつう甘酸っぱさ!なんつうミラクルコンボ!アレコレ詰め込んで、きゅんきゅんさせてくれるなあ!彼方から届いた手紙のような物語。今年の、これからの、夏漫画認定。

ぼくらのよあけ(1) (アフタヌーンKC)

ぼくらのよあけ(1) (アフタヌーンKC)