春を待つ

どんより空は昼過ぎから雨を降らせ、湿った空気に沈丁花の強い芳香がふっと脳に突き刺さる。次第に雨はやみ、青空が覗き始めてた。通り沿いでは桜まつりが始まっていたけれど、蕾の膨らみはまだまだ。木蓮さえも咲き誇っていない今年の3月の終わり。卒業式帰りの袴姿の女の子がちらほら。

Extinctions

Extinctions

最近気に入っているburning heartsのアルバム。すんごい名前だけど、フィンランドのシンセポップのグループで、ふあふあ漂うノスタルジックな切ない旋律にオンナノコボーカルなんて、もうもう、悪いワケがない!そのうえジャケも素敵。このごろの空気によく似合うよな、冷たさのなかにやわらかなあまみ。