あたらしい音に出逢いたくて歩いた街

今日もひどく冷たい風だった。うどんを食べてから歩き始めて原宿へ、怖いものみたさで竹下通りに入ってみる。人でいっぱい。外国の方も多くて、「行ってみたい場所」なのだろうなあ。アイドルグッズ(生写真、てのは未だにアリなんだねえ)にチープな服にアクセサリー、ゴチャゴチャと並ぶ店とその雰囲気はむかーしの記憶と殆ど変わっていなく、クレープ屋にはやっぱり行列、80年代から止まった感さえあり、不思議なくらい。
東郷神社に入って、明治通りに抜けて歩道橋渡ってその向こうへ。ビルや入居してる店など若干変わった感じ。でも中華屋はそのまんまあった。
角を曲がってレコード屋。新譜を見つけることの出来る店が壊滅状態の今、UKUSインディー限定ながらもありがたい。
GRASS WIDOWとSHANNON AND THE CLAMSのスプリット7インチ、ジャケもかわいらしくていいんだけど、GRASS WIDOWのEMFカバー"Unbelievable"が聴きたかったの。あのやんちゃでガチャガチャしてゆるい様はそのまんま。まったく再評価されないEMFに行ってくれたことが嬉しいわー。
それから渋谷方面に戻るあいだの路地をくねくね、あのビルが変わってる!駐車場が増えた!なんて具合。キャットストリートといわれる遊歩道は随分ビルが様変わりして、立派な佇まいになってしまった。この誂えました感たっぷりな雰囲気はまさにSCだ。街がSC化してる…。

山手線の向こうに渡って消防署がある通り、ファイヤーストリートというらしいけども、Hi-Fiレコードが入ってたビルが取り壊されたというので見に行った。

奥行きが狭くてびっくりした!こんなもんだったっけ…。Hi-Fiの品揃えは私には敷居が高くてお客さんとして通い詰めたことはないのだけど、この古いビルの中にHi-Fiがあるっているのは、心の目印・指針のようなものだった。移転して今も営業されていることは素晴らしいなあ。
で、この道歩いて、モボモガ行ったり、消防署のとこで左に曲がって職安の通りの坂道を進んで、パラビオンやオ・タン・ジャディス行ったよね…(思い出おばさん)
そのあとタワーに行ったんだけども、新譜ババーンと置いてあるのは嬉しくも、やっぱりセレクトが物足りず…。「UKUSのロックバンドの今の主軸です」ってトコから抜けた部分が欲しいんだけど、なー。今ネットでバリバリ新譜買ってる人ってほんとうに凄いな。