家族や親族に近隣住民の描き方がめちゃくちゃビターで、ああぅ・・・と自らの現実をじわじわ感じながら、どんより見ていた。だからこそラストには救いがあるけれど、あれだって本当に救いであり明日への希望だと断言出来ない。辛辣なこと(マジで救いようが無い)が起きてもユーモアある台詞のおかげでトボケた印象になるし、タイクツで淀んだ日常を静的な美しさに切り取った映像と野暮ったい雰囲気を柔和に変えたモダンなアメリカーナな音楽は、田舎のうんざりする重いストーリーを優しく洗練させている。込められた想いが伝わってくるアレクサンダー・ペインの達人技を堪能はすれども、その巧さとユーモアセンスが私には合わなかった、ナア。。。わたし最近そういう精神状態なのかしら。そもそもやっぱり親不孝だからだろうか(しかも妹)・・・ごめんなさいごめんなさい。やーでも、どうにもくすくす笑えないし、よかったねーと微笑ましくなんて出来ないよ。
- アーティスト: Mark Orton
- 出版社/メーカー: Milan Records
- 発売日: 2013/11/19
- メディア: CD
- この商品を含むブログを見る
サントラ自体は好きな音。つか、ジャケすごい。髪の毛・・・!