ノーザン・ソウル

今日はあんまり寒くないねーって外へ出た午後は新宿シネマカリテで「ノーザン・ソウル」を見た。'74年 イギリス北部での”ノーザン・ソウル”シーンを描いた物語。音楽とダンスを目の当たりにしてパアッと開いていく世界!身も心も踊らされるこの曲は一体なんだ?!って世界の謎を解き明かすように探し求め、自らも誰も知らない7インチシングルを見つけようとサクサクする喜び!そして自分や友達だけではなく、みんなを楽しませたいとレコードを回すようになる。こんな映画楽しいに決まってる!あーこういう曲、20代の頃zooとかインクスティックで聴いたよなあって思い出してモッズが流行ったあとに続いたシーンなんだなーとか、オレンジ・ジュースやローゼズに流れるリズムを思い起こしたりした。アクロバティックなダンスにブルース・リー、ラグランスリーブにバギーパンツ、スクリーンに映るいろんなものが繋がる何かであることが面白かった。親が行ってみたら?と勧めた「ユースクラブ」がダンスホールなのでびっくりしたり、レコ屋の試聴機はあんなデカイの!とか、場所の空気が伝わるのも良かった。
昔ならばシネセゾン渋谷で公開しただろうなって思いながら、数年前に企画上映され、評判が高さが熱意になって一般公開に繋がった経緯はまさにこの映画そのものだなあって嬉しくなる。


その後吉祥寺へ。sloppy joeの曲はやっぱりすごく好きだ。パーッとトランペットが高らかに鳴ると泣きそうになる。それぞれのメンバーの演奏そして歌声、どれも気持ちよくて、楽しい。小出さんがDJなのも嬉しかったなー。ただ、私の許容量の無さとはいえ、スモールサークルオブフレンズな場にはぼっち感満載で、照明が明るいちいさな会場と煙草もあいまって、居場所がないのはつらかったス。
外へ出たらすごく寒くて震えながら帰宅した。