- 出版社/メーカー: 交通新聞社
- 発売日: 2010/03/10
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昨今「おひとり様」なる言葉の元に「過ごし方アレコレ」なんて記事を見かけることが多くなり、疑問符でイッパイなんだけど、そこへトドメを刺された気分。
ああ…。「一人旅をしてみたいけれど、寂しいから嫌だな」というヌカしたことを言ってるヤツがほんとうにいるのだろうか?うーん。。それも国内の気軽に行けるような地方都市中心の紹介で、コレで「寂しい」と言ってちゃイカンだろ−。
「一人旅」は寂しい面もあるだろう、確かに。でもだからこそ楽しいこともイッパイあって、発見もイッパイあって、そこが一人旅の醍醐味なのではないだろうか。それは事前に情報としてインプットしておくことではなく、体験して感じ取るモノだ。
なんてワタシがあーだこーだ言ったとしても、実際この号の売れ行き良いものかしら。かといって、マスコミが勝手に「ひとりは寂しいものだ」と押し付けているのだとしたら、それはそれでイヤな気分になる。
旅雑誌に我が故郷が紹介されているとオッとなって見ちゃうけど、毎回同じ店だったり、しかも地元では評判悪い店だったりするので、なんだかなあ…と切なくなる。
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先日とあるキッカケで、「手づくり市」に行きました。近頃よく見かける「オーガニックな材料を使った食べ物や雑貨類」を手づくりしている方々が集ったもの。
こういうイベントに出掛けるのは久しぶりです。何年前に出掛けた際、会場に集う方々の服装が「ナチュラル重ね着」で似通っていたことと、パン屋やジャムなどにバーゲンのように押し寄せることに圧倒され萎えてしまったのでした。
今回はある程度こじんまりしていたからかそこまでではありませんでしたが、食べ物を買うために並んだり、あっという間に完売という状況にやはり疑問符が…。
そうそう、以前も今回も一人で向かいましたが、みんな2〜3人組でした、アレレ? 子供を連れてきている方も結構いらっしゃいましたが、一緒に並ばせるものなんだかなあ…。
服装もみなさん似通っているのがヤッパリ不思議なのですが、今回は「in red」読者層という感じを受けました。アパレル関係に勤務経験ありと思わせるオシャレっぷりは、「素材の良いものだからこそのお高めプライス」を感じさせます。それと何故か、「昔はクラブで遊んだ人々」というニオイがします。この辺が以前行ったアレとは印象が違うのだなあ。すっごく主観ですけど。そんな感じで今流行のテイストも、座標軸で変わるものだと勝手に納得したのでした。
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去年ココ(http://d.hatena.ne.jp/mikk/20090703/p1)で書いたけど、【最近のクウネル・天然生活にしろ、若い頃は「ああゆうこと」に目を向けていなかったヒトが盛り上がっているんじゃなかろうか?彼女たちの食器棚よりも本棚やCD棚のほうが興味ある。(エラそうにすんません)】っていうのは、今もやっぱり思う部分であって、相変わらず創刊されるまったく同じ構成の「ナチュラルがウリ」の雑誌にウワワ…(http://d.hatena.ne.jp/mikk/20090327/p2)だったり、続々登場する「森G」ムックにアララ…なのですが、
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さて。大友良英さんのこの文章にガツンとやられました。
結局美術にしろ、メディアアートにしろ、音楽の世界にしろ、作品を言葉で説明する人とか、プロモーションをしてる人だけが注目されてないか?
本当ならキュレーターなり評論家なり、アーカイブをつくるべき研究者が、そうした自分から言葉で説明しない人たちの作品をひとつひとつ丁寧に検証すべきなのに、現実には、言葉を発している人の言葉を受けてるだけになってないか?
http://d.hatena.ne.jp/otomojamjam/20100328
これには強く同感です。美術も音も、その人自身のオリジナルさよりも「意義や意味」探しで、だからこそ「わかりやすく言葉を発している人」ばかりが注目を集めている印象があります。
いつもこの言葉をこころに留めて、日々、たくさんのことに触れていきたいです。