ヤマジカズヒデ/三軒茶屋heaven'sdoor

セットはこの間のトム・ヴァーレインと同じだと思いますが、あのときの緊張感は解れつつ、更に深化した音でした。
「after loud」の低いところをてらてらと光るような音がぽわんと浮上するとこにぐっときたり、新曲?のハードエッジな音にdipでの展開が楽しみだなあと痺れたり、mark flyのカバーも優しくとろみがあって美しかった。そして、pink floyd「set the controls for the heart of the sun」カバー!激カッコ良い!これにのたうちまわらない人いないよ!本庄さんのドラムの広がり具合も素晴らしくよい音で、そこに絡むギターの凄まじさ!!!なんなんだあれ。ただ狂っているのではなくて、しっかり「聴かせながら」も「はみ出ている」の。これ、ライブ見れない人にも聴くことが出来ればいいのにな…。

この日、前の出番が元PEALOUTの近藤さんソロで。これまでも交流ある2人なので急遽、ヤマジがギターで加わって、エコバニの「Killing Moon」をやったのですが、これがまた素晴らしくて。dipでもカバーしてるけど、今回はギターに専念できるってことで更に冴え渡る音にぐっときたなあ。

これで今年ラスト、〆のライブかな。この一年、ソロでたくさんのステージに立ったヤマジさんですが、唄とギターの説得力がすっごく増したと思う。東京でしかライブやらないし、なかなか見る機会がないかもですが、ジャズマスターから繰り出されるギターサウンドが好きな皆様に聴いてもらいたいなあってホント思います。