AKRON/FAMILY

前作はかなり好きでライブはさらに良くって盛り上がったんだけど、最新作は落ち着いちゃった印象があって全然聴いてなかった。でもライブはいいだろう!とチケ購入。しかし前座が不失者と知り、不安がよぎる…。何故不失者…。見たこと無いから!嬉しいけど、アクロンには合わないし、不失者だけで耳がお腹いっぱいになっちゃうだろう。大丈夫かしら…。

灰野さんがステージに登場したときの物々しい空気、そして一音鳴ったときの音圧…!!!!!
吹き飛ばされそうだった。ギターも、ベースも、ドラムも、声も、全てに意味がある。時間にして90分ほど、まるで本編のようだった。こんな機会に見るとは思わなかったなあ。

AKRON/FAMILYの演奏は大味で散漫としており、残念だった。そう感じたのは前座で気力を使い果たしてしまったせいではないだろう。今彼らがやりたいこととファンの求めるものの差異が大きすぎて、どう盛り上げたいのか掴めず。灰野さんをリスペクトしてて、更にステージ上でのセッションも望んだのだろうけど、主軸である彼らがコントロール出来ていないから、観客側は置いてきぼり状態。セッションの最初こそ、面白かったけれど。音を大きくしてるだけのPAもひどかった。

会場は渋谷WWW、元シネマライズの地下。階段を下りるとき、変な感覚だった。チラシが置いてあったところは物販になっていた。フロアは大きな階段状になっていて、ライズってこんなに狭かったっけ?って思った。あの会場名、いったいなんて読むのかしら。