「渋谷系の最終兵器」カジくんがソロデビュー15周年ですってよ、みなさん!!! ZESTのレジにいたあのヒトが、ブリッジではにかんでたあのヒトが、「MOONWALK」でのドクロルックのあのヒトが…。そういやカジくん作曲「広末のドコモCMソング」、あれって「ポケベル」のCMなんだよなぁ(遠い目)
そんなわけで行われた「15周年記念ライブ」、場内は「ボーダー女子」で埋め尽くされたのだった…!(大げさ)ってまあ、私も「隠れ」ボーダーだったんですケド、ほほほ。
今日の目玉はなんつっても「ゲスト:小山田圭吾」なんですけども*1、アンコールで登場した御大は、グレッチのギターで私を殴った…んじゃなくて(それ違うヒト)、抱えたギターが「グレッチ」だったもんだから、ま、まさか「ネオでアコ」な曲やってくれるの…とドキドキしてきたら、なななんとッ! Primal Screamの「Gentle Tuesday」なんですよッ!エッエエエエエエエエエ!!!!!思わずギャアアアって叫んじゃったよ。やー、今、オヤマダくんが「この手の曲」やってくれるって、、、。
そんでもって、カジくんバンドのギターが木暮さんなので、渋谷系なあの時代を担った3人が時を経て、並んであの曲やるなんてそりゃもう、プルプル…。40男が奏でるアオイアオイ甘酸っぱさったら!
もう1曲はMonochrome setのカバーで! うわあああ! ああもう「マシンガンで撃ちぬかれた」よぅ。最後に再びカジくんソング。御大は3曲ともギター替えてたよ、さすがダネ。。。
さてゲストはもう一人、カジくんライブ前のDJで小西さんで。こういう場だからかかなり「ベッタベタな大ネタ」続きで、まさに大車輪回すように強引に繋ぎまくり、遂には「恋とマシンガン」に「mike alway's diary」を掛けるという暴挙に…!こーなりゃカジくんにというより「オヤマダくん狙い」じゃんか。どういう思いで今楽屋に…(その前にかかった「セーラー服を脱がさないで」はどう思えばいいのか、敢えて考えませんよー)
にしても、どーうしてもサバービアな匂いが浮かんできちゃって、渋谷のインクスティック思い出してねェ…(今90年代を回顧するのって、90年代に70年代を回顧するのとおんなじ「しょっぱさ」なんだけどネ) なんかこう、私、いつの間にか遠くに来ちまったねえ(って何処に?)
カジくんのライブ自体は曲数少なめのこともあり、テッテケテーと駆け抜けてしまい、15年を総括する感じではなかったのがちと残念*2 「my favorite tofflor / 新しいサボ」とか、聴きたかったなあ。
これからもずっとずっと「マイブーム・イズ・ミー」で「キラッキラ」なカジくんを楽しみにしています。
さて。演奏自体でいうと、前座のオカモトズが凄かった!
初めてライブ見たのだけど、予想以上に良かったし楽しかった。噂通りに演奏ウマイッ。浜ちゃん息子のベース、良いなー。耳が心地よくなるくらいにウマイんだけど、あの顔が…ごっつのコントにしか見えないのね。ズルイわー。ドラムのヒトも珍妙な味わいで良かったなあ。ギターは王道で、ボーカルが!最初、このヒトの動きや声苦手…だったんだけど、いつのまにかトリコになっちゃったよ。「アホな子」なMCが絶妙で花があるのねー。あの手のオールドロックな音をマジで上手くやっちゃうと重いけど、ああやってオモロくしちゃうのがウマイ。その辺が今の若い子なんだろな。「今、ノリに乗ってまーす」って勢いがあったし、なにより根本に荒んだトコがない「余裕」が感じられるのだな(ほら、「安っぽいロック魂」みたいのがないっつーか、ねえ)。
や、何よりも驚愕だったのが「15年前っつーと僕ら6歳なんで…」って!!! wiki見たら「90〜91年生まれ」でしたよ彼ら、ギャー!