歩く街、松本。

ちょっと遠くへ行きたいねって話になって、松本へぶらり旅をすることになりました。新宿から特急で2時間半。

お昼に着いて、ごはんを食べ(空間がゆったりしてて落ち着く)、洋服屋さんで靴下を買い(ここは靴下の充実度が半端ない)、珈琲屋さん(松本は水が美味しいので珈琲もやわらかで美味しい)で一息。これらはこの数年来に出来た店で、松本に来る度に寄っている。久しぶりでもお店の方は覚えてくれていてお話しをする。今来たばかりでこれから街を歩くと言うと「最近またいくつも店が増えましたよ。」
確かに路地を曲がる度に新たな店を見つけたりした。前は古い店舗だったり家屋だったりしなかったかな。反面、ずっと閉店状態であったところが解体されていた。しかし長年この街のシンボルといえるような老舗もいくつもあり、懐が深い街だなあ。
松本の街は駅からどちらへ進んでも良い。川、山、城、公園、蔵、店舗、湧水。角を曲がるごとに何かに出会う。

看板建築も多数あって見て楽しい。

オモシロ看板など見つけながらずずずっと寄り道曲り道、店と住宅が入れ替わりする合間を抜けて、あがたの森公園へ。木々の葉が少しづつ色づき始めている。広くて、ゴテゴテしてなくて、きもちよい公園。

その向こうに高校があって、吹奏楽の練習の音が聞こえたり、野球部やサッカー部が練習をしている。恐らく片隅でバスケしてる子達がいて、屋上でサックスを吹いている子がいるはず…(いいかげんに桐島脳をどうにかしろ)
グラウンドを超えると薄川!

傾いた太陽!のびのびとしたなかにキリリとした空気が刺し込む。川はいいなあ。

日が落ちるとぐっと寒くなって、長野の秋冬を舐めてたよ!

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次の日の朝は涼しいではなく、寒かった。息白い!最近で一番の寒さらしい。昨晩通りかかって気になった喫茶店に入る。前回来た時には無かった店。入口に掲げられた黒板に「明日明後日はモーニングをやります!」と書いてあり、行ってみようと思ったのだ。
中に入ると、お店の方は少し驚いた表情を浮かべていたのだけど、昨日通りかかりに気になって…と話すと「今週末初めてモーニングを突然やることにして、一応黒板に書いたのだけど来てくれるかなあって思ってたんです」と表情がやわらかく崩れて、微笑んでくれた。
珈琲を飲んで、歩き出す。空気は冬の感触が少し。

女鳥羽川!

朝の澄んだ光のなか、川沿いを歩く。朝早くから開いているお餅屋さんに立ち寄り、ぱくり。つきたてのお餅はやわらかくてふあふあ。あんこを巻いてあるけどあくまでも主役はお餅。塩が効いていて、餡の甘みとよくあって。美味しい。


さて、今回のぶらり旅。あちらへこちらへ、秋の色を感じながら案外と盛り沢山になりました。少しづつ書き進めたいと思います。

以前の松本旅記録から一遍を→ 「水の街づくり