バリウムとノイズ

○昨日の金曜日は人間ドッグでした。バリウムは、昨晩寝る前に布団の上でごろごろと右に左にと転がって練習したおかげで(え?)スムーズに終了。重くて無味のアレを飲むのも以外とつらくなかった。成長したのでしょうか。それよりもマンモグラフィーがほんとうにタイヘンでタイヘンで…「我が身」を憂いました。「どんな人」にも優しい機種に改良してほしい…。毎年思うのだけど、役職や年齢に男女関係なく、同じ白い上っ張りを着させられてちんまりと待ち、技師さんに同じようなこと言われて過ごすこの空間がほんとうに面白い。
あっさりと終了してやっっとご飯、「カレー味」をモリモリ食べてスッキリ。それからユニオン行ってサクサクしてから移動、珈琲屋へ。苦くて甘いここの味、これからも途絶えることなく味わえますように…。そしてABC、広い店内をぐるぐるして外へ出ると空がどんより重く、今にも降り出しそう。早足で駅へ向かうと雷!慌ててなんとか駅直結のヒカリエに入ったところでドシャーっと、まさにバケツをひっくり返したような雨。危機一髪。しかし30分もしないうちに止んでしまった。
恵比寿のギャラリーで村上友重「この果ての透明な場所」を見た。風景写真は全体的に靄がかかっていて具体的にモノがはっきり見えず、白くトンでミニマルな抽象的な風景画という世界観は、彼女が1980年生まれとのことで世代的なもの*1も感じます、例えば藤本涼だとか。こういう写真は単純に好きだしまた見たいけど、チラシ置き場にあった牛腸さんの写真を見ちゃうと、印刷物でもやっぱりこっちが胸にクル。
そのあとはアイスを食べた。トマト・キウイ・ミルク。トマトのが、さっぱりとしつつ甘くて美味しかったー。
午後はまるまる時間が空いたなーと思ったけど、あっと言う間に過ぎてゆき、ライブの時間。帰りは電車乗る前に珈琲飲みにいく。ペーパードリップで淹れたコーヒーはマグカップ入りで、お喋りしながら「ごくごくと飲むタイプ」とするならばこの味で良いのかな。


○土曜日はカレー(海老とアサリ、カリフラワーとジャガイモ)とビリヤニ(チキン)をむしゃむしゃと食べてから、ほど近い場所にあるギャラリーへ。
ジャネット・カーディフ&ジョージ・ビュレス・ミラー『Experiment in F# Minor(嬰ヘ短調の実験)』を見る。暗い空間のテーブルの上に、あらゆる大きさのスピーカーがギッシリと置かれていて、近づくと大音量でギターノイズがグギャグギャグシャーン!と溢れ出し、しばらくすると消える、そしてまた音が出る。このテーブルから離れたりぐるぐる回って、音の出方を楽しむ。この「音楽」がゴッドスピードを彷彿とさせたけど、好きなのかな?
夜は神保町で民川裕司を見るつもりだったけど、疲れてしまって帰宅した。また見る機会があればいいなあ。

*1:インタビュー読んだら「(学生時代は)シガーロスレディオヘッドビョークを聴いていたが、最近は音楽をほとんど聴かなくなった」とあったことにナルホド。。。