ogre you asshole / liquidroom

今日から怒濤の9連休……!休み長過ぎると開けが辛過ぎると贅沢な悩み。自営業で育った身には会社員てスゴい制度だなあと未だに思ってしまう。
まずはカレー納め。カブダルとブリで。どちらも安心馴染みの、でも毎回新鮮な味わい。ごちそうさまでした。今年もありがとうございましたと店主さんに云われたけれど、いえいえこちらのほうがありがとうございましたです。

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それから新宿タワーへ。rock売り場、壁一面に新譜並べて100枚連奏試聴機あったのが無くなってる……。雑誌やネットでよく目にするアルバムばかり並んでて、これを聴いて!ってセレクト性が皆無で哀しくなった。前は売り場構成に担当者の個性が出てたのになあ。もうこういう店で探すヒトいないってことか。代わりにバーンと並んでるのが「名盤1000円」てシリーズで・・・(涙)現代音楽売り場も卸がつけた評そのままなのばかりだし、ああ。結局まさかのゼロ枚ですよ。

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そして恵比寿リキッドへ。OGRE YOU ASSHOLEワンマン。単独では去年11月の松本以来、今年はUKFCでも見ました。チケ完売でぎゅうぎゅう。
開場時のBGMはシド・バレットの2nd。メンバーはドラム、ベース、ギター、ボーカルと順番にステージへ。少しづつ音が重なっていく様が今の彼らを表しているようだった。前半は新曲含むポップな印象。もうこういうテイストはしないかと思ってた。途中ジョナサン・リッチマンの「エジプシャン・レゲエ」がどーんと挟み込まれてたよ。残念だったのがベースの機材トラブル。ベースラインが重要なあたりで全く聴こえず。PAにいる御大の溜息が聴こえそうです・・・
中盤で音色がガラッと変わった。「素敵な予感」では重く重く地の底を蠢き這うような音が響き渡る。UKFCのときのほうが彼岸な音で凄みがあって衝撃を受けたなあ。
そしてラストはやっぱり「ロープ」、これはもう完成されてて構成もこなれてる。盛り上げ方を完全につかんでる印象で、実際にすんごく盛り上がっててオーガのライブじゃないみたい。ノリがROVOぽかった。こういう曲のほうが人気なのかな?
音の厚みがすごく出ていて、逞しくなった。随所に吸収した音をぎゅんぎゅんと入れ、拡散していく。曲間を無くして繋げられるのも流れとして気持ちよく、盛り上がれる。そして隠れた重要メンバーにPAの御大おふたり。チームのような素晴らしい関係性。楽器を演奏する行為自体よりも、みんなで新しい音を作り上げていくことが好きな感じがする。正直言うと各プレーは巧いとはいえないけれど、まだ若いからこれからいくらでも変貌するんだろうな。
言葉少なでも「何もないのにワンマンやって、でもこんなに来てくれてありがとうございます」って一言で充分伝わってくる。
アンコールを1回やって客電が付いても鳴り止まない歓声。これはホントに別の次元に行ったなあってつくづく思った。来年の活動が楽しみです。


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開演が18時と早かったのでまだ20時過ぎ。土曜だとこういうこと出来ていいな。恵比寿駅前界隈は忘年会でどこも盛り上がっていた。蕎麦を食べて帰宅。今年のライブ締め!