津軽旅日記:その2〜白神山地・暗門の滝を辿る

白神山地は、秋田県北西部と青森県南西部にまたがる約13万haに及ぶ広大な山地帯の総称です。ここには人為の影響をほとんど受けていない世界最大級の原生的なブナ林が分布し、この中に多種多様な動植物が生息・自生するなど貴重な生態系が保たれており、1993年(平成5年)12月に世界遺産(自然遺産)に登録されました。
http://www.shirakami-visitor.jp/nyuuzan.html

夕方雨が降るとの予報が気になりつつ、白神山地へ向かう。
駅前9:15発のバスで1時間半、ようやっと辿り着いた「アグリガーデンビレッジ」から出発し、「暗門の滝歩道」を進む。

暗門川の渓畔を伝い、最初の「第三の滝」から「第二の滝」、そして一番上の「第一の滝」へと至ります。滝周辺は険しい岩壁に囲まれた男性的な景観で、道中は道すがら「白神山地」のブナ林を望める景勝地です。
http://www.shirakami-visitor.jp/sansaku_tozan/anmonnotaki.html

まずはスタッフの男性がコース説明と注意点をお話しくださる。その話し振りが丁寧且つにこやかで、対応がとても素晴らしかった。
さていよいよ・・・

最初こそ、のんびりムードで歩いてたんだけど、次第に河原が狭くなり、すれ違うのに苦労するくらい。そして

こんな足場を渡るのである・・・!

岩場で歩きづらい箇所には足場を組んであり、これは維持管理大変だわ……。

1時間くらいで突如表れるのが

「第3の滝」(山の上にある滝から数える)!

ミストが気持ちよい〜〜〜。

しばしぼーっとしてまた進む、のだが、滝の右側の岩場をガシガシ乗り越えていくのである・・・!

こんな橋を渡ったり(四万十の沈下橋みたい!)

こんなトンネル潜ったりして

「第2の滝」

「ファイトーーー!!」「イッパァァァツ!!!」

で、

遂に「第1の滝」。神々しい清々しさ。

「第3の滝」あたりは結構人がいたけれど、ここまでくるとあまりいなくて雰囲気もひっそりしている。

そして山を下る。

今回のルートはまず沢に沿って歩き、水の流れる音が耳に響いて心地よく、のんびりとしていたところ、

徐々に足場が険しくなりハードな道行きになってから、3つの滝を辿って登り詰めていく展開が面白かったな。

この白いのがなんなのかと気になっている。。。


世界遺産になったのが1993年。20年を経て落ち着いてきただろうし、お祭り騒ぎになっていないのがよかった。白神の樹々と水の美しさもさることながら、維持管理をされている方々の配慮が随所に感じられたことも心に残っている。