盛岡旅日記のはじまり

今年の夏休みは早めに取ることになり、盛岡へ旅をしてきました。東北へは初めて向かいます。
岩手県の県庁所在地である盛岡市にかねてより惹かれていたのは、城下町であり川がある街であることに、我が故郷との共通性を感じるからでしょうか。
市街地の地図を見て、のんびり旅したいなと思いました。旅では毎回きっちりとスケジュールを決めずに、実際訪れたときに受ける街の感覚に天候・気温を考慮して、周辺都市のどこを回るか決めるのですが、今回は特に盛岡に住んでいるように旅したくなりました。

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中津川の眺めはすっと私のこころに入ってきました。滞在した5日間に何度橋を渡り、河原に下り、歩き、川の流れを目で耳で感じたことだろう。

かなり浅瀬で水が透明なことに驚きます。そして川岸には草むらが広がり、ゴミひとつ落ちていません。水遊びの子供も、釣りをしている人もたくさんいましたが、なんと鮎が釣れるのです。更に秋には鮭が川を上ってくるんですって!
全国的に酷暑の一週間で、盛岡も30度超えの暑い日々でした。でも川から吹く風が涼しく心地良かったなあ。


キリリと透明に澄んだ川と風、周囲には山が聳え、空が広がっている。
中津川の眺めが原風景となって盛岡の人々をつくったといっても、過言ではないでしょう。
盛岡の街を歩き、古き建物を見、点在する店を巡ると、それを実感したのです。